(仮称)ヨドバシ梅田タワー計画の状況 17.06 〜平面駐車場が閉鎖され着工前の準備工事が始まる!〜

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ヨドバシカメラは2016年8月31日付けのニュースリリースで、大阪駅北口の2期計画用地の開発計画 「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」 の建設を着手する事を決定した、と発表しました。ヨドバシ梅田タワーの計画地は、現在ヨドバシ梅田の駐車場として使われている約7000平方メートルの隣接地で、ここに地上35階、塔屋2階、地下4階、延べ床面積92,287.68㎡の超高層ビルが建設されます。2017年07に着工、2019年12月の開業の予定です。


【出典元】
ヨドバシカメラ>ヨドバシ梅田 一体開発(都市再生特別地区 北区大深町)事業計画の決定について


【過去記事】
ヨドバシ梅田とルクアを接続する歩行者デッキ設置工事の状況 17.06-2 ~カリヨン広場前のAデッキは2017年06月30日に完成すると公式に発表される!
ヨドバシ梅田とルクアを接続する歩行者デッキ設置工事の状況 17.06 ~ヨドバシ梅田とルクアの東側を結ぶ歩行者デッキが一気に架設される!
ヨドバシ梅田とルクアを接続する歩行者デッキ設置工事の状況 17.04
ヨドバシ梅田とJR大阪駅(ノースゲートビルディング)を結ぶ歩行者デッキの準備工事が始まる!
→ヨドバシカメラ・マルチメディア梅田2期棟の最新の完成予想パース
ヨドバシ梅田二期棟の完成予想パースが公開! 
ヨドバシ梅田の新ビル都市計画開始 容積率1250%、最高限度150mで2013年度にも着工の見通し!





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現地に掲示されていた建築計画のお知らせです!ヨドバシ2期棟が現実になる事を夢見て、長年「建築のお知らせ」が現地に掲示される日を続けてきましたが、ついにこの日がやってきました。





【スペック】
名称:(仮称)ヨドバシ梅田タワー
所在地:大阪府大阪市北区大深町4番8
階数:地上35階、塔屋2階、地下4階(申請以外 地上13階、塔屋1階、地下2階)
高さ:149.90m(申請以外62.74m)
構造:鉄骨造(一部 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
杭・基礎 :
主用途:百科店・飲食店・ホテル・駐車場
客室数:約1000室
敷地面積:申請6,371.70㎡、申請外7,903.98㎡、全体14,275.68㎡
建築面積:申請111,527.16㎡、申請以外108,825.44㎡、全体220,352.60㎡
延床面積:申請92,287.68㎡、申請以外77,937.77㎡、全体170,225.45㎡
建築主:ヨドバシカメラ
設計者:五洋建設
施工者:五洋建設
着工:2017年07月(予定)
竣工:2019年12月(予定)












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建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。先に発表されていた完成予想パースのデザインどおりの形になるようです。また最高高さは149.90mと判明しました。














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同じく配置図です。ヨドバシ梅田タワーの北側にはバスターミナルが、西側(グランフロント大阪側)にはホテルの車寄せが設けられます。







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出典元:ヨドバシカメラ>ヨドバシ梅田 一体開発(都市再生特別地区 北区大深町)事業計画の決定について


こちらは以前のニュースリリースに掲載されていた断面図です。建築計画のお知らせに「百貨店」の記述がありましたが、おそらくマルイやパルコなどの大型ファッション店舗が入居、さらにニトリなどの大型専門店が入居するかもしれません。三越伊勢丹がノースゲートビルディングから撤退したばかりなので、純然たる百貨店が入居して勝てるイメージが全く持てませんし、入居する百貨店があるとも思えません・・。
また、客室数1000室の巨大ホテルのブランドは本当に気なります。客室数1000室は大阪都心部としては最大規模のホテルとなります。ヨドバシカメラによると、入居するホテル運営者(ブランド)については今後詰める、との事ですが、新阪急ホテルが形を変えて「アワーズイン阪急」として入居し、玉突き方式で現在の新阪急ホテルを再開発して欲しい、といった妄想が膨らんできます。











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先日からヨドバシ梅田とルクアを結ぶ歩行者デッキの話題
をお伝えしてきましたが、最終的にはヨドバシ全体をグルリと取り囲み、周囲のビルの各所と接続する、北梅田地区の歩行者ネットワークのハブとなります。










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ルクア東側(阪急側)とヨドバシカメラを接続するデッキ「Aデッキ」、グランフロント大阪南館側から接続されるデッキは「Bデッキ」、新阪急ホテル側と接続するデッキは「芝1デッキ」。これらのデッキによりJR側からも阪急側からもアクセスが非常に良くなる事になります。「目の前に見えているのに全然ヨドバシカメラに辿りつけない!」といった現在の状況が一気に改善される事になります。











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また、ヨドバシ梅田タワーの北側低層部のアーチ部分の壁面は大規模な壁面緑化が行われます。また、観光バスの発着場となる交通広場が整備されます。
















こちらは大規模な壁面緑化が行われた京都ヨドバシの様子です。ヨドバシ梅田タワーの壁面緑化もこんな感じになるのではないでしょうか。











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現地の様子です。平面駐車場は閉鎖され、本格的な工事が行われています。現地の作業工程表によると、既設山留め壁の除去工事、着工準備工事となっていました。








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例によってスマホ撮影なので画質が悪いですが、現地には3点式バイルドライバが投入されていました。


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梅田1丁目1番地計画と並んで、半ば都市伝説化していたヨドバシ2期棟「ヨドバシ梅田タワー」。

1997年3月3日に行われた
旧大阪鉄道管理局庁舎跡の「建物提案方式」による入札には、三越・富士火災海上保険グループ、パルコ・西武百貨店・積水ハウスグループ、ヨドバシカメラの者が参加しました。当初は三越の落札が確実視されていましたが、結果的にヨドバシカメラが他の2グループの提示額830億、870億に対して、破格の1,010億円を提示し落札、「老舗に1010億円パンチ」の見出しが新聞の紙面に乗りました。

その新聞記事を見た瞬間に「ああ、日本橋電気街は終わるな」と予想が付き、周囲に話をしましたが「淀屋橋カメラ?ポイント還元?関東の商売と大阪は違うよと」だれからも相手にされませんでした。


その当時は仙台にオープンしたばかりのマルチメディア仙台と仕事でガチンコ勝負をしていたので、ヨドバシの恐ろしさは骨身に染みていました。マルチメディア仙台は、その後のマルチメディア梅田に繋がるビジネスモデル「レールサイドの最高の立地、かつ大型駐車上も完備、圧倒的品揃え、徹底的な価格調査、メーカー支援の引き出し方、店内のVMDの手法」などマルチメディア館の業態を確立したエポック・メイキングな店舗でした。当時の仙台は年商800億円程度だったヤマダ電機、コジマ、ラオックスも加わり、血を血であらう壮絶な競争を繰り広げていました。それに対して日本橋に基盤を持つ家電量販店が如何に旧態依然な殿様商売をしているか?もわかっていました。その後日本橋電気街はどうなっか?結果はご存知の通りです。


ヨドバシカメラが、この地を落札した時から、ここに地上150m程度の超高層ビルが建設される事は決まっていましたが、その後平面駐車場として塩漬け状態が長年に渡って続きました。そして、今日。20年の時を経て、ついにヨドバシ梅田タワーが現実の物として建設が始まろうとしています。そう思うと時代も街も本当に変わりました。現地に掲示された建築計画のお知らせを見て、そんな事を考えていました。














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[ 2017/06/16 00:30 ] 大阪都心 梅田 | TB(0) | CM(17)

ついにグランドオープンした「JPタワー名古屋」の状況〜KITTE名古屋編〜

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JPタワー名古屋(名駅一丁目計画)は、JR名古屋駅の北側にある、名古屋中央郵便局跡地に対する再開発事業です。計画地は約1.2万m2の広さがあり、地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ約200m、延床面積約17.9万平米の超高層ビルが建設されました。JPタワー名古屋の延べ床面積は約18万㎡に達し中部圏で最大級の複合ビルとなりました。2015年12月からオフィステナントの入居が始まり、2016年6月には商業施設「KITTE名古屋」が開業、20174月にJRゲートタワーがオープンし、階から JR 名古屋駅までは貫通通路で直結、地下 1 階では名鉄・近鉄・市営地下鉄各線へも接続するなど、計画していた事業が全て完成し遂にグランドオープンとなりました。














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JPタワー名古屋の商業施設『KITTE(キッテ)名古屋』をご紹介します。KITTE名古屋はJPタワーの地下1階~地上3階に位置する飲食店を中心とした商業施設で2016年に6月17日(金)にオープンしました。KITTEは、日本郵便の運営する商業施設の名称で、KITTE名古屋は、東京駅前のKITTEJPタワー)とKITTE博多に続くKITTEブランドの3号店となります。











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現地に掲示されていたフロアマップです。JRゲートタワーの開業により、JRセントラルタワーズ〜ゲートタワー〜JPタワーを2階レベルで、一直線に貫く歩行者導線が完成しました。











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それではKITTE名古屋の様子を北端付近から見てゆきましょう。こちらは2階の北の端。ご覧のとおり2フロア分吹き抜けの贅沢な空間が広がっています。通路左手には物販店が並んでいます。左手はJRゲートタワーの立体駐車場棟となっており、店舗は1つ(時計店)しかありません。












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物販店の様子です。雑貨屋、めがね店など3店舗が並んでいます。











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通路を進むと、いよいよKITTE名古屋の注目点、アトリウムです。












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もう、ここの天井の作り込みがヤバイです。その空間の贅沢さ、木目調素材をふんだんに使ったデザインなど本当に豪華な作りになっています。












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そして、こちらがKITTE名古屋の中心にある吹き抜け空間「アトリウム」です。3層吹き抜けの大空間は1層あたりの階高が高く、メチャクチャ開放感があります。












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全体的なデザインのテイストは「和風」。どこか最新の温泉旅館の様な雰囲気が漂っています。それでいて都会的。シンボルカラーはゴールドでしょうか。




















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アトリウムの天井の一部はガラスになっており、自然光が取り込まれています。



















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名古屋のシンボル金のシャチホコをイメージした『GOLD FISH(ゴールドフィッシュ)』祐成政徳氏の作品です。
















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『GOLD FISH(ゴールドフィッシュ)』は、ベンチにもなっており、腰掛けている人も多数。










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ゴールド・フィッシュは左右、それぞれがオス・メスに別れるらしいのですが、見分け方が良く解りませんでした。














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ゴールド・・フィッシュ側からアトリウムを見通した様子です。本当に贅沢な空間ですね。











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こちらは地下1階にあるレストラン街「BIMI yokocho」。

















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JRゲートタワーのレストラン街の大混雑に比べると、比較的余裕が有るように見えました。それでも普通に各店に行列がついていましたが・・・。JRゲートタワーの混雑が異常なのかもしれません。










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再びアトリウムを通り2階のセンター通路に戻りました。もう少しでJRゲートタワーに到着です。










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こちらがJRゲートタワーとの接続点です。











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グランドオープンしたKITTEN名古屋。JPタワー名古屋の主役はあくまでオフィスで、KITTE名古屋はワーカーや、駅利用者向けの飲食店主体のテナント構成に割り切っている印象でした。それにしても、空間の使い方が本当に贅沢で驚きました。隣接するJRゲートタワーが限られた床に詰め込めるだけ商業施設を詰め込んだ巨大集積回路の様な作りだったので、余計にそう感じたのかもしれません。ビルマニア的視点からみると、KITTE名古屋はデザイン的には◎を上げたい出来栄えでした。




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[ 2017/06/16 00:00 ] 東海 名古屋 | TB(0) | CM(2)