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DNタワー21

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‪DNタワー21は、東京都千代田区有楽町一丁目に建設された、地上21階、高さ99.8mの超高層ビルです。同じ街区に存在していた、農林中央金庫有楽町ビル(1933年竣工)と、第一生命館(1938年竣工)をそれぞれ部分保存の上、解体・再構築し一体の建物として再構築したビルです。第一生命会館は戦後GHQに接収され、総司令本部が置かれていた事でも有名ですね。ちなみにビル名称のDNタワー21は、第一生命保険の「D」と農林中央金庫の「N」からDNタワー21と名付けられました。



DNタワ21の家主である第一生命は、2014年6月4日に米国中堅生保プロテクティブ生命を5822億円(57億800万ドル)で買収し完全子会社にする事を正式発表しました。第一生命は人口減少で国内での保険販売が難しくなる中、先進国の生保事業拡大でグローバル化を進め、安定収益の確保を目指す方針との事です。

プロテクティブは米アラバマ州に本社を置く中堅生保で、全米で個人保険や個人年金を手掛けています。第一生命とプロテクティブを単純合算した連結保険料収入は約4兆6500億円となり、国内首位の日本生命保険(約4兆8600億円)にほぼ並ぶ規模となります。国内金融機関による海外のM&Aはこれまで三菱UFJフィナンシャル・グループによる米モルガン・スタンレーへの出資(約9000億円)が最大です。今回の買収は金融界全体でも2番目に大きい案件となります。







【出典元】
→第一生命ニュースリリース>米国の上場生命保険グループ Protective Life Corporation の 完全子会社化に向けた買収手続き開始の合意について (PDF)











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【スペック】
名称:‪DNタワー21‬
所在地:東京都千代田区有楽町一丁目13番1号
階数:地上21階、地下5階
高さ:99.8m
構造:S造、SRC造
杭・基礎 :ーーー
主用途:事務所、店舗
総戸数:ーーー
敷地面積:7,438m2
建築面積:6,094m2
延床面積:97,966m2
建築主:第一生命保険、農林中央金庫
設計者:清水建設、ケビン・ローチ
施工者:清水建設
着工:1990年08月
竣工:1993年10月(新館)







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北東側から見た、DNタワー21の様子です。ビル低層部の東側の壁面(写真左)は、

農林中金有楽町ビルは外壁のみを保存した物です。
















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最後は引き気味のアングルで、DNタワー21と日比谷濠沿いの様子です。





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