【再都市化ナレッジデータベース】←新規情報やタレコミはこちらのコメント欄にお願いします!

北大阪急行電鉄9000形電車

th_IMG_9844.jpg


北大阪急行電鉄9000形電車は、北大阪急行電鉄の通勤形電車で愛称はポールスター II (POLESTAR II) 。お客様への静かなやすらぎ空間の提供とさらなる環境性能の向上」を開発コンセプトに、2014428より営業運転を開始した、同社の最新鋭通勤電車です。











th_IMG_9834.jpg


北大阪急行電鉄9000形電車の最大の特徴がこのフロントマスク。ステンレス無塗装のシルバーを基調とした光によるリフレクション効果を取り入れた立体感のあるデザインとなっています。最初にこの9000系の完成予想パースを見た時は「なんでブサイクなんだろう」と思いましたが、実車を間近にみると、思いのほか丹念に作られており、北急が言う所の光のリフレクション効果により表情豊かなフロントマスクである事に気が付きました。


あと、この9000系のフロントマスク、ジョジョの奇妙な冒険第三部に登場するジャン=ピエール・ポルナレフ
が操るスタンド
「シルバー・チャリオッツ」に見えて仕方がありません。TVの影響かなぁ・・・。










th_IMG_9847.jpg



行き先表示器の様子です。大型のフルカラーLED方式が採用された、非常に見やすいものです。












th_IMG_9830.jpg


サイドビューです。北急9000系は、レーザー溶接工法の導入で外板と補強材が連続溶接可能となり、従来のスポット溶接より強度向上が図られました。なんだか今どきのクルマのシャーシみたいなウリ文句ですね。しかし、この後、北急9000系に乗車して、このレーザー溶接工法による剛性のアップがもたらしたと思われる静かで滑らかな乗り心地に驚愕しました。コレクターシューを用いて集電する第三軌条の車両とは思えないレベルまで高められています。












th_IMG_9806.jpg


編成を見通した様子です。












th_IMG_9786.jpg


続いて車内の様子を見てゆきましょう。ゴールデンオリーブ色のモケット、木目調のデコラなど阪急電車に準じたデザインとなっています。












th_IMG_9777.jpg



シートはカンチレバーによる片持ち式ではなく通常のタイプです。しかもバケットタイプではありません。御堂筋線の混雑度を考慮してシートの真ん中にスタンションポールはありますが、アンゴラ羊の毛を使ったゴールデンオリーブ色のモケットなど、この辺りにも阪急の流儀が随所に見られます。










th_IMG_9789.jpg



仕切り袖はFRP制の大型タイプではなく、あくまで従来の阪急の流儀で処理されています。この部分は阪急電車の最新鋭車両1000系よりも阪急らしいかもしれません。











th_IMG_9781.jpg



車両の妻面の様子です。連結面扉はプッシュ式の自動ドアとなっています。コージャス。











th_IMG_9798.jpg


車内照明は通勤電車としては初めて調色・調光可能なLEDが採用されています。境に合わせて昼白色と電球色を切り替える事が可能です。これは凄いですね!










th_IMG_9792.jpg


ドア付近の様子です。国土交通省の通達によりドア出入口の床面に警戒色が配置されましたが、あくまで最小限の大きさで設置されています。ドア付近の握り棒が木目調になっている所が目を引きました。












th_IMG_9823.jpg


各扉上部に各扉の上部にはLCD表示器が設置されており、次駅、扉の開閉案内が表示されます。このLCD車内表示装置はコイト電工のぱっとビジョンの15インチモデルですね。











th_IMG_9828.jpg


さらに目を引いたのが、15インチモニタの反対側のドア上部に取り付けられた19.2型の横長タイプのLCD表示器。コンパクトで想像以上に視認性が高く気に入りました。










th_IMG_9826.jpg



この表示器はコイト電工が売り出し中の新商品で、既存の3色LEDタイプの車内表示器をこの機械に置き換える事が可能だそうです。車内案内表示器がついていない環状線や大和路線の201系リニューアル車や近鉄大阪線のB更新された通勤電車などにぜひとも採用して欲しいと思いました。










th_IMG_9859.jpg


北大阪急行の最新鋭車両9000系。少し癖のある外観デザインですが、車内設備・乗り心地共に非常にハイレベルな車両に仕上がっており正直驚きました。まだ10両1編成しか走っていないため中々乗車する事がないかもしれませんが、もし9000系に遭遇する事があれば、今回の記事の内容を思い出して新車を楽しんで下さい。きっと色々発見出来ると思いますよ。











4 COMMENTS

匿名

SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
実際に完成物を見るとフロントが66系を意識してますね。発表とは違ったのでこれは予想外

どうやら今検索したら特設サイトあるようです。是非とも記事にも載せといてください
http://www.kita-kyu.co.jp/9000type/

匿名

SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
上品な内装でシートも柔らかく乗り心地は最高です。
しかしあの外装だけはどうかと・・・

アイラブオオサカー へ返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です