JR京都線ー高槻駅の新快速専用ホームで日本初となる実用運用の「昇降式ホーム柵」が稼働開始!

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JR西日本は、2015年3月18日に発表したニュースリリースで、同社が開発を進めてきた、昇降式ホーム柵をJR京都線の高槻駅に新設される新快速専用ホームに設置すると発表しましたが、ダイヤ改正が行われた本日2016年3月26日(土)より、ついに新快速専用ホームの使用及び、昇降式ホーム柵の運用が始まりました!


JR西日本は、ホームにおける安全対策として、扉の枚数が異なる車両にも対応できる「昇降式ホーム柵」の開発に取り組んでおり、
JRゆめ咲線桜島駅1番ホームでのプロトタイプの実証実験を経て、2014年12月からJR神戸線の六甲道駅で試行運用を行い、つづいてより乗降客が多く、かつ4ドア、3ドア車が混在して発着する六甲道駅で「昇降式ホーム柵」の実用実験を継続。これらの実験結果を受け、今回のJR京都線ー高槻駅で建設が進められている新快速専用ホームへの導入が決定しました。


【出典元】
六甲道駅「昇降式ホーム柵」を継続設置します「昇降式ホーム柵」を高槻駅に設置します

【過去記事】
JR京都線ー高槻駅に建設中の新快速専用ホームに「昇降式ホーム柵」の設置が決定!
JR神戸線-六甲道駅の上り内側線(3番のりば)で実証実験が始まった「昇降式ホーム柵」の状況 15.01
JR神戸線-六甲道駅の上り内側線(3番のりば)で設置工事が進む「昇降式ホーム柵」の状況 14.11
JRゆめ咲線桜島駅1番ホームで実証実験が行われている「ロープ式ホーム柵」が凄い!














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このブログでは、JRゆめ咲線で行われた実証実験から追跡してきた「昇降式ホーム柵」ですが、ついに実用化される日がやってきました。今回のレポートでは、昇降式ホーム柵の様子に絞ってご紹介して行きたいと思います。












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JR西日本の多くの路線では、近郊形3ドア車、通勤形4ドア車、特急車1ドア車などドア位置が異なる電車が同一路線で運行用されており、従来の可動式ホーム柵での対応は不可能でした。その為、JR西日本はスレンレス製の5本のロープを高さ50cm~120の高さに張ることで利用者の線路への転落を防ぎ、電車が到着するとロープを約2mの高さに上げる仕組み、昇降式ホーム柵の実証実験を進めてきました。この仕組なら、ドア位置が異なる電車が混在しても、ホーム柵を設置する事が可能になります。
















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連絡通路から見た新快速専用ホームの様子です。昇降式ホーム柵がズラリと並んでいます。
※新設ホームのご紹介は後ほどレポートさせて頂きます。















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高槻駅の昇降ユニットの様子です。JR六甲道駅に設置されたタイプとほとんど同じに見えます。












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こちらは2箇所の柱が上下する2連タイプのユニットです。














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新快速が到着、ホーム柵が上昇しました。到着する電車の車内では「本日よりホーム柵の運用を開始しました。その為に、ホーム柵が上昇してからドアーを開くためすぐにドアが開きません」と車内アナウンスが流れていました。













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発車です。ホーム柵が下降を始めました。













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最上段と最下段の速度が異なっており、段々とワイヤーの隙間が広がってゆきます。












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ホーム柵の下降が完了。













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続いて電車のドアが閉まりました。その後電車が発車する運用です。














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昇降ドア付近をアップで見た様子です。ホーム柵が上昇している状態です。













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下降するとこんな感じ。動きも初期のプロトタイプに比べ滑らかで洗練された感じがしました。















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JR西日本の安全への取り組みを象徴する1枚です。先頭車の連結部分には連絡防止ホロの設置の進んでいます。増解結された先頭車両間の隙間に転落するリスクを減らす仕組みです。


















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さらに昇降式ホーム柵が加わりました。JR西日本の安全性向上への取り組みを象徴する1枚だと思います。














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今回の高槻駅のホーム柵の運用に合わせて、ホーム上にはメチャクチャ沢山の監視モニターが設置されました。写真左側のモニターはおそらく4Kモニタで、そこに4画面分割で精細な画像が表示されていました。













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さらに謎なのが、このパネル。おそらく停車位置を示したパネルなのですが、ホームの壁面に取り付けられていました。電車の停車位置をセンサーで識別する為の仕組みなのかなぁ・・・。













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ついに実用化された昇降式ホーム柵。従来の据置型に比べると重量が軽くホームの基礎強化など関連工事が少なく済むため、これから京都・神戸線の快速停車駅を中心に案外早く普及が進むかもしれません。発想自体は非常にシンプルなのですが、有るのと無いのとでは安心感が全然違います。特に小さい子供連れにとってはとても心強いアイテムと言えそうです。この昇降式ホーム柵の今後の動向は、大いに注目して行きたいと思います。






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開発が進むJR京都線沿線

http://www.constnews.com/?p=21039

~【官庁】安満(あま)遺跡公園の全天候型屋外施設管理運営事業で公募型プロポ/管理運営する事業者を募集/高槻市~

ここ数年、JR京都線沿いは開発が盛んですよね。茨木の立命館キャンパスや岸辺の健都(循環器病センター・市民病院など)、JR総持寺駅設置工事、桂川駅前の工場跡地再開発・・・そして場所は少し離れますが、エキスポシティ&吹田サッカースタジアムと、次々に誕生しましたね。
うれしいことだと思っています。
[ 2016/05/10 01:05 ] [ 編集 ]

大型の監視モニタは・・・。

あの大型モニタについては型番は確認しております。
Panasonic製のTH-47LFX60Jで、残念ながら4KモニタではなくフルHDモニタです。

http://panasonic.biz/prodisplays/products/lfx60series/index.html
[ 2016/03/31 01:07 ] [ 編集 ]

ワイヤーは煩わしく見えるようでホームドアより圧迫感はないように見えますね。
物騒な話ですが飛び込みの防止にもワイヤー式の方が物理的に難しくなっていると思います。
隙間が広いのは転落した人が登りやすくするためですかね。
[ 2016/03/27 05:38 ] [ 編集 ]

下限がホーム面上50cm・・・子供だと潜って遊んじゃいそうです。
下に2本足してホーム面上15cmを加減にすれば防げるかも。
[ 2016/03/26 21:58 ] [ 編集 ]

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