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アゼリアヒルズ

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アゼリアヒルズ
は仙台市宮城野区榴岡三丁目のJR仙台駅東口から徒歩5分の場所に建設された、SPC事業によるテナントオフィスビルです。仙台市総合設計制度を活用し、容積率割り増しを当時では民間として最大の155%確保されました。仙台には、七夕や仙台箪笥、こけしで見られるような、彫りのデザインを持つ文化・伝統がありますが、アゼリアヒルズは、この仙台の文化・伝統を象徴する「HORI(彫り)」をコンセプトとし、それを形態化することで、人々に親しまれ、街と調和する建物なるように設計されました。











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【スペック】
名称:アゼリアヒルズ
所在地:宮城県仙台市宮城野区榴岡三丁目4番1号
階数:地上19階・塔屋1階・地下1階
高さ:81.5m
構造:S造,CFT
杭・基礎 :直接基礎
主用途:1階:店舗 2階~19階:事務所
総戸数:—–
敷地面積:3,983.32m2
建築面積:2,050.51m2
延床面積:30,310.19m2
建築主:特定目的会社アゼリアヒルズ
設計者:大成建設
施工者:大成建設
着工:2007年07月
竣工:2009年05月









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地方都市における大規模オフィスは、その地方の特産品をモチーフとして表層化する場合が多ですが、アゼリアヒルズでは、特産品をモチーフとするのでなく、伝統・文化を表層化することで、JR仙台駅東口のランドマークとなるようデザインされました。また、石を基調とする重量感のある近代建築、ガラスを基調とするシャープな現代建築、両方の良い部分を合わせ持つロングライフデザインの建築となっています。











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より安全なオフィスをコンセプトに設計されたアゼリアヒルズは、優れた耐震性能、耐火性能をもつCFT柱(充填鋼管コンクリート柱)が採用されています。フレーム短辺方向に制震ブレースを組み込むことにより、地震エネルギーの約30%を吸収する制震構造としています。また、大地震時に柱と梁の溶接部における脆性的な破壊を防ぐため、梁端部のフランジ幅を広げるフランジ拡幅工法を採用しています。

基礎は、N値60以上の強固な凝灰岩層が地表から約5~8m付近にある仙台特有の地層を考慮し、直接基礎なっています。また、より安全なオフィスをコンセプトに設計したアゼリアヒルズは、優れた耐震性能、耐火性能をもつCFT柱(充填鋼管コンクリート柱)を採用しています。










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最後は、
アエル (AER)の展望台から見た様子です。アゼリアヒルズは、仙台東口側の大規模オフィスとして、大きな存在感を発揮していました。






1 COMMENT

アリー my dear

SECRET: 0
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高さはそれほどではないものの、スマートなデザインのオフィスビルですね。
そういえば仙台は、理由は知りませんが環境アセスメントが厳しくてここ最近は高さ100m超えの高層ビルの新規がない状態が続いているとか。
やはりそうなんですか?
惜しい気がします。

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