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富山駅付近連続立体交差事業 10.05

富山駅付近連続立体交差事業は北陸新幹線建設工事に伴い富山駅付近を高架にする連続立体化工事です。北陸本線・高山線、約1.8km、富山地方鉄道本線、約 1.0kmが高架化されます。

※資料の引用元はこちらです
→富山県:富山駅付近連続立体交差事業について
        
【概要】
1.都市計画事業の種類及び名称
鉄道名:JR北陸本線・高山本線,富山地方鉄道本線
事業延長:JR線 約1.8km,富山地方鉄道線 約 1.0km
2.事業期間:平成17年度から平成28年度
3.事業費:約250億円
        

現在の富山駅の様子です。仮設ホーム(写真手前)の供用が始まり、続いて旧ホーム、駅舎の撤去工事が行われます。




        
高架後の駅部分断面図です。新幹線2面4線、在来線2面5線(1切り欠き)、富山地方鉄道が1面2線の合計5面11線と大規模な高架駅に生まれ変わります。
        
高架化に伴い駅周辺も大きく変わります。従来の富山駅付近は、鉄道により南北に分断されており、鉄道と交差する2本の道路が2車線しかないため駅南北間の交通は阻害されています。この連続立体交差事業によって鉄道を高架化することにより道路の新設や拡幅が行われるとともに、駅部での南北を連絡する歩行者専用通路の整備や北口のLRT化された富山港線(富山ライトレール線)と南口の既存路面電車との接続など南北一体となったまちづくりが推進されます。
        
現在の北口付近です。現在北口に設けられているライトレールの富山駅ですが、高架化後はJR駅舎の直下に駅が設けられ、そのまま富山市中心部までスルー運転される予定です。これまた画期的な取り組みだと思います。
        

最後は富山駅北のビル群と写真奥に見える立山の写真です。

5 COMMENTS

ろんぐ

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>toshi さま。
そうですね。切り欠けホームが高山線だと思います。

toshi

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2面5線ですが、北陸線(上・下)と高山線だと思います。

ろんぐ

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>カズアキ さま。
在来線の線数ですが、1線は留置線だと思い2面4線と書きましたが、どうやら切り欠けホームの1線みたいなので、2面5線に訂正しました。。ご指摘ありがとうございました


>Commentatore さま。
富山市の市長さんが公共交通整備に勢力的なので、かなり先進的な取り組みが行われていると思います。富山市はもの凄い勢いで郊外に大型SCやRS型専門店が乱立し中心商店街は壊滅してしまいました。行き過ぎた郊外化により富山市は自家用車を使えない「高齢者や交通弱者」に対して非常に「厳しい街」になってしまいました。その反省に立ちコンパクトシティを標榜されていますが、時すでに遅しの感が否めません。。まずは郊外に分散した住人を都心に呼び戻し、定住人口を増やす取り組みが必要でしょうね。

新幹線建設については、国からの建設補助が非常に大きく地方にとっては美味しい公共事業なので、建設中?完成までが経済効果が高い期間です。完成後は、今までの先例を見ると、ブロック中枢都市以外の地方都市は「東京へのストロー効果>観光客等+効果」となっています。なので富山市の地域経済は緩やかに衰退すると思います。

Commentatore

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北陸は新幹線開通でけっこう沸いてますよね!
ただどこまでの効果があるのかは疑問視されてますがね。。 

自分も富山とか石川は訪れたことがないですけれど、ろんぐさんが伝えてくれるのを拝見するとキレイな街なんでしょうね。富山の先進的な取り組みには驚かされるばかりです。
ただ集中させて便利になるのはいいんですけれども、次に空いたスペースに何を敷設するかも問題になりますよね。 バスやタクシー、自家用車のために広場を組み合わせて整理するということになってますけど、僕はその案に賛成します。日本では、何かと広場が美化されますが、結局は立派な広場を作っても人が来ないというケースが多いので、こういう現実的な利用を支持しますね。

カズアキ

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在来線・新幹線・私鉄・路面電車が一つの駅舎に纏まるのはすばらしいです。


一つ気ななるところは
>高架後の駅部分断面図です。新幹線2面4線、在来線2面4線、富山地方鉄道が1面2線の合計5面10線と大規模な高架駅に生まれ変わります。

絵では在来線2面5線にみえるような・・・

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