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(仮称)錦三丁目 25 番街区計画(コンラッド名古屋)の容積率は驚異の約2050%!名古屋・栄広場再開発の最新状況 24.03【2026年完成予定】


三菱地所、パルコ、日本郵政不動産、明治安田生命保険相互会社、中日新聞社は2022年6月13日付けのニュースリリースで、名古屋市中区錦三丁目において推進する「(仮称)錦三丁目25番街区計画」の起工式を行ったと発表しました。7月1日に着工、完工は2026年3月、施設の開業は2026年夏ごろを予定しています。

名古屋の新たなランドマークとなる国内外の文化・交流価値創造拠点」をコンセプトに、ホテル、オフィス、シネコン、商業施設の複合施設を開発。名古屋の新たなランドマークとなるシンボルタワー(約211m)が誕生します。

【出展元】
「(仮称)錦三丁目 25 番街区計画」着工

再開発のポイント

① 名古屋の新たなランドマークとなるシンボルタワー(約 211m)が誕生
② ホテル、オフィス、シネコン、商業施設の 4 用途が集積し、国際競争力の強化と賑わいを増幅
・ホテルゾーンは米ヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド」が進出
・シネコンゾーンは「TOHOシネマズ」が栄エリア初進出
・商業ゾーンは「パルコ」による高級商業施設を整備
③ 地上・地下のネットワークと屋上広場の整備により、エリアの回遊性を向上
④ 環境に配慮した建物計画と防災性の向上

ホテル、オフィス、シネコン、商業施設の 4 用途が集積



『(仮称)錦三丁目 25 番街区計画』の高さは約211mで、名古屋の新たなランドマークとなるシンボルタワーが栄に誕生します。新ビルは区分所有建物となり、低層部はパルコが所有し運営する高級商業施設、中・高層部は三菱地所・日本郵政不動産・明治安田生命保険・中日新聞社が共有し賃貸するシネマコンプレックス・オフィ ス・ホテルが配置されます。

1:名古屋都心初の外資系5つ星ホテル「コンラッド名古屋」



ホテルゾーンは米ヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」が進出し、 国内外の富裕層観光客、VIP など新たな顧客層の獲得に寄与することで名古屋の都市ブランド力向上に 貢献します。31~41 階に位置する計170室の客室(うち、スイートルーム29室)は、スタンダード 客室の面積が約 50㎡となる、名古屋地区で最大級の広さを誇ります。31階にはレセプションロビーやオールデイダイニング、32 階にはスパ・プールとジム、40 階にはルーフトップバーがもうけられます。また、10 階、11 階には国際 MICEに対応したボールルーム、会議室等が用意されます。

2:基準階面積約1600m2のオフィスを整備



オフィスは、12階には3層吹き抜けのスカイロビーを設け、オフィスへ訪れる全ての人に開放的な空間を提供。15~30階には総貸し付け面積約2万5000m2、基準階面積約1600m2のオフィスを整備。名古屋城や名駅地区、久屋大通公園を見渡す事が出来る唯一無二の眺望と共に、様々な働き方に合わせたレイアウトにも対応できる無柱空間が新しいワークスタイルを実現します。13,14 階には、新たなビジネスの創発を目的に、コワーキング、カンファレンス、ライブラリー、プライベー トワーキング機能等を整備し、これらを連続する 2 フロアに集約することで、企業、学生、市民等の多 様な人々のコラボレーションを創出します。

3:栄エリア初となるシネマコンプレックス



5~9階には、栄エリア初となるシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」が進出。最新の設備・機器を導入した本格的シネマコンプレックスを計画しており、国内外の映画コンテンツのほか、コンサートや演劇、スポーツのライブビューイング(生中継)などの非映画コンテンツの上映により、年間を通して安定したにぎわいを栄エリアに形成します。

シネマコンプレックスは商業施設の上階に位置し、ロビーを商業施設につながる屋上広場に面し配置す ることで、商業施設へのシャワー効果および施設内の回遊性を高める計画となっています。

4:パルコが高級商業施設を展開



地下2~地上4階に展開する商業施設は、全体を舞台と見立て、地上1~3階におけるファサード部分は舞台の幕があがる様子を表現しており、演劇の幕開けと同様に訪れた方々の感性に響く豊かな体験を提供します。J.フロントリテイリンググループの既存施設である松坂屋名古屋店、名古屋パルコなどと相乗効果を図りながら、栄地区の魅力向上を目指します。

5:地下街からのスムーズなアプローチ



 

久屋大通、広小路通、錦通、大津通の四つの大通りに囲まれた立地を生かしたアプローチ・地下鉄(東山線・名城線)、地下街(クリスタル広場)との接続を行います。建物内に複数のエスカレーター・エレベーターを整備することで利用者が地下と地上とをバリアフリーで自由に行き来できる歩行空間を実現します。

6:低層部45階の屋上に屋上庭園を整備


低層部45階の屋上には、それぞれ商業施設、シネコンロビーと隣接した広場を設け、ショッピングや映画鑑賞の合間に久屋大通公園の眺望を楽しみながら、くつろげる憩いの空間が整備されます。

 

「(仮称)錦三丁目 25 番街区計画」概要



所在地:名古屋市中区錦三丁目2501番1、2501番2、2514
交通:地下鉄東山線・名城線「栄」駅直結
敷地面積:4866.40m2
延床面積:約10万9700m2
階数・高さ:地上41階、地下4階、塔屋1階
高さ:211.7m
構造:鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
主要用途:ホテル、オフィス、シネコン、商業、駐車場
事業者:三菱地所、パルコ、日本郵政不動産、明治安田生命保険相互会社、中日新聞社
設計:三菱地所設計、竹中工務店
監理:竹中工務店
コンストラクションマネジメント:三菱地所設計
新築施工者:竹中工務店
新築工事着手:2022年7月1日
完工:2026年3月(予定)
開業:2026年夏ごろ(予定)

 

所在地:愛知県名古屋市中区錦3丁目25番街区

これまでの経緯


名古屋市で計画されている栄広場の再開発仮称) 錦三丁目25番街区計画に関して、2021年9月10日に地元説明会が行われ、新ビルの規模が地上41階、地下4階建て、高さ213mと判明、当初計画(地上36階、地下4階、高さ約200m)から規模が拡大する事が明らかになりました!

説明会では地下街の「クリスタル広場」とビルの地階をスロープで結ぶほか、ビル内のエスカレーターやエレベーターを活用すると地下鉄栄駅までのバリアフリー通路として利用できるようになり、低層階に高級専門店街、中層階に都市型映画館やオフィス、高層階に外資系高級ホテルが入る計画が示されました。ただ、9月1日に報じられた、ヒルトングループの最上級ブランド「コンラッド」の進出など、入居事業者の詳細は示されませんでした。

【出展元】
→名古屋市>錦三丁目25番街区市有地等活用事業の事業候補者決定について
栄角地ビルの高さ、213メートルに 地元説明会

『コンラッド名古屋』の進出が正式決定!標準客室面積約50㎡の5つ星最高級ホテルが『栄地区』に2026年夏頃オープン予定!



 


愛知県と名古屋市は2021年9月13日に、高級ホテル立地促進補助金の補助事業の対象に、新たに2件の計画を選んだと発表したました。認定された計画は、ナゴヤキャッスル跡にできる「エスパシオ ナゴヤキャッスル」(仮称)と、名古屋市中区の栄広場などの(仮称) 錦三丁目25番街区計画で、それぞれ最大の20億円を補助する予定です。

さらに今回の補助金の発表にあわせて、新しい完成予想パースが公開されました!以前のパースと見比べると変化点が良く解ります。

 


高層部がスッキリした他、低層部もかなり現実的なデザインに変更されています。

 

(仮称) 錦三丁目25番街区計画は、名駅VS栄の都心2極が競争している中、先制攻撃を仕掛けた名駅側に対する、栄側の反撃の切り札的な開発なので、今回の規模拡大は嬉しい誤算です。補助金の支給にコンラッドの進出検討、高さ213mにパワーアップ、新デザインの公開。数年先の栄の未来が徐々に明らかになっていました。

初期の情報


名古屋市と大丸松坂屋百貨店は栄地区の中心地に位置する錦三丁目25番街区の再開発について事業提案を募集していましたが、名古屋市は2020年3月24日に三菱地所を代表とする企業グループ(日本郵政不動産、明治安田生命、中日新聞社)を特定したと発表しました。再開発の敷地面積は約4860㎡で、都市再生特別地区の指定を受ける前提で容積率は約 1,860%を想定。地上36階・地下4階、高さ200m、延べ床面積約99,500㎡の超高層ビルが建設されます。

新ビルは、ホテル、オフィス、シアター、店舗、駐車場等で構成された複合ビルで、低層階には、大丸松坂屋百貨店のテナントやシアターが、高層階には名古屋市初となる外資系のラグジュアリーホテルが入る計画で、2022年に工事に着手し、2026年の完成予定です。

【出展元】
錦三丁目25番街区市有地等活用事業の事業候補者決定について

 

計画名称:栄広場再開発(錦三丁目25番街区市有地等活用事業)
所在地:愛知県名古屋市中区錦3丁目25番街区
階数:地上36階 地下4階 →地上41階、地下4階に拡大!
高さ:200m →213mに拡大!
構造:
杭・基礎
主用途:ホテル、オフィス、シアター、店舗、駐車場等
敷地面積:4,866.40
建築面積:4,300㎡   ※拡大前の数値
延床面積:99,500㎡ ※拡大前の数値
建築主:三菱地所、日本郵政不動産、明治安田生命、中日新聞社
設計者:未定
施工者:未定
着工:2022年 ※工事着手
竣工:2026年 ※供用開始

 

三菱地所を代表とする企業グループの提案は、高いシンボル性と周辺の街並みとの調和により、未来の栄をリードする高さ約 200mのランドマークをつくる計画で、基壇部となる 4 階には、誰もがアクセスでき、憩い、賑わい、文化、発信の役割を果たす屋上広場が整備され、久屋大通公園との一体的な賑わい形成が図られます。また、地下街や地下鉄と直結し、地上部までのバリアフリー動線を確保するなど、誰もが楽しく歩きやすい栄のまちづくりに貢献する、としています。

 

低層部の様子です。もうメチャクチャカッコイイですね!デザイン性の高いファザード、大型LEDビジョン、アナログ時計、屋上庭園。パースを見るだけでワクワクしてきます。

 

古くからの都心である「栄」地区は、発展著しい名駅エリアに押され気味でしたが、ここにきて複数の大型再開発が動き出し、巻き返しを図る態勢が整いつつあります。栄VS名駅のエリア間競争により、両エリアともに街の新陳代謝が進み、結果的に都市全体の魅力が増す。名古屋はそんな好循環が始まっています。

2024年3月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年8月だったので、7ヶ月振りの撮影です。


北西側絡みた様子です。地上鉄骨建方が始まっており、駆体が上に向かって成長を始めていました!


南西側絡みた様子です。この場所に、高さ211.7mの超高層ビルが建つとは。本当に驚きです。


南東側からみた様子です。


撮影ポイントを変えて、サンシャインサカエの観覧車「Sky-Boat」から現地を見下ろした様子です。



アップで見た様子です。(仮称)錦三丁目 25 番街区計画は、敷地面積:4,866.40㎡に対して延床面積:約109,700㎡、容積対象面積:約99,600㎡のボリュームを実現。容積率は驚異の2050%に達しています。まるでニューヨークの様な縦横比が大きい超高層ビルが名古屋に誕生します。

 


最後は縦アングルで見た。計画地周辺の様子です。

2023年8月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年8月だったので、約4ヶ月振りの取材です。


敷地南側の様子です。


北側の様子です。


最後は引き気味で見た全体の様子です。

2023年4月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年7月だったので、約9ヶ月振りの取材です。

 


東側から見た様子です。

 


南西側から見た様子です。

 


西側から見た様子です。

 



撮影ポイントを変えて、サンシャインサカエの観覧車「Sky-Boat」から現地を見下ろした様子です。ここに地上200m超の超高層ビルが建設されると思うとゾクゾクしてきますね。

 


アップで見た様子です。


最後は引き気味で見た計画地周辺の様子です。

2022年7月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2020年7月だったので、約2年振りの取材です。

 


北西から見た様子です。

 



サンシャインサカエの観覧車「Sky-Boat」から現地を見下ろした様子です。ここに地上200m超の超高層ビルが建設され、5つ星級の高級ホテル「コンラッド」が入居します。

 

 


アップで見た現地の様子です。

 

 



最後は、(仮称)錦三丁目 25 番街区計画、写真左奥に見える、中部日本ビルディング(中日ビル)建替え計画、そして建て替えが噂されている名古屋三越 の様子です。

 

 

2020年7月の様子



 



 

4 COMMENTS

ほんこん

あ、ひとつ似た規模で繁華街に超高層ビルがあるの思いだしました。
渋谷駅直結のスクランブルスクエア228mがありました。
毎日使ってる駅なのに忘れてました(苦笑)

うん、これは名古屋版スクランブルスクエア的に見えてきました。

ほんこん

低層部は前のパースのほうが面白かったかな
しかし繁華街のド真ん中に213mとは常識はずれの大計画。
日本のどこにもこんなのないですから!
名古屋凄すぎます。

ガンマ

これを見る限りでもうめきた二期のビルの質素な事が明らかですね。。

たぬ

名古屋の人間からすると三井さんは結構面白い物建てたり魅力的な施設を作ったりしてくれるですが三菱はビルヂングをよくある四角ビルにしたり無難にまとめるイメージしかないので今回のはワクワクしてたんですが ちょっと残念ですね
それでもこのご時世に規模拡大は嬉しいですし楽しみです!

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