大那覇空港構想が浮上!滑走路間にターミナルビル移設し本格的な国際空港を整備する将来計画が纏まる

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那覇空港拡張整備促進連盟は、那覇空港中長期構想を策定し滑走路間にターミナルビル移設する将来計画を纏めました。沖合に整備中の第2滑走路と現在の第1滑走路の間を埋め立て旅客ターミナルビルを移設、これと一体的にホテルやコンベンション施設などを整備し、ローディングスポット(乗降のための駐機場)の数を現在の約1・5倍に増やす構想です。発表された完成予想パースを見ると、将来的に旅客ターミナルビルを段階的に拡張出来る構造になっており、まるで香港のチェクラップコク国際空港の様なイメージですね。

【過去記事】
那覇空港の国内線・国際線ターミナルビルを結ぶ、際内連結ターミナル施設が密かに?進行中
那覇空港-新国際線旅客ターミナルビル
那覇空港-国内線旅客ターミナルビル
那覇空港の沖合に2本目の滑走路を新設する那覇空港滑走路増設事業の状況15.09




▼引用始め


那覇空港拡張整備促進連盟/那覇空港中長期構想を策定/滑走路間にターミナルビル移設
→http://www.decn.co.jp/?p=94740
建設工業新聞  [2017年10月16日11面]

沖縄県内の経済団体で構成する那覇空港拡張整備促進連盟(会長・石嶺伝一郎県商工会議所連合会会長)は、那覇空港の将来の旅客需要増加に対応するための施設整備の提案を盛り込んだ「那覇空港中長期構想」=イメージ図=をまとめた。沖合に整備中の第2滑走路と現在の第1滑走路の間を埋め立て旅客ターミナルビルを移設。これと一体的にホテルやコンベンション施設などを整備し、ローディングスポット(乗降のための駐機場)の数を現在の約1・5倍に増やすなどとした。今後、国などへの要望活動を本格化する。


構想によると2030年には那覇空港の旅客数は国内線・国際線合わせて16年の1・6倍に当たる3200万人まで増加すると予想されるが、現ターミナル地域は手狭なため需要の伸びに応じた施設の拡張が難しい。

第2滑走路が供用すれば離着陸回数は現在の1・17倍に増えるものの、現在のターミナルの位置では第2滑走路を使う航空機は第1滑走路を横切らなければならず、2本の滑走路の能力を最大限生かし切れない。

これらの課題解決のため、第1・第2滑走路間の海域を新たに埋め立てることで用地を確保し、2本の滑走路を効率的に運用できる位置に旅客ターミナルビルを移転する。

新たなターミナルビルと一体的にホテルや商業施設、コンベンション施設、レンタカーステーションなどの機能を導入。モノレールやアクセス道路、離島へのフェリーターミナルなどの2次交通の再整備や人工ビーチの整備も行う。ローディングスポットの数は現民航地域より19カ所増の62カ所を見込む。整備促進連盟では構想を基に、本年度中に国に対する要望活動を行うとしている。


▲引用終わり






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現在事業中の那覇空港滑走路増設事業は、日本の南の空の玄関である那覇空港の沖合約160haを埋め立て、現滑走路から1,310mの位置に、長さ2,700m、幅60mの滑走路1本を増設する空港の拡張工事です。滑走路増設事業の総事業費は約1993億円で、年間発着枠は現在の約13.5万回から約18.5万回に増加する見通しです。現在の那覇空港は3000メートル滑走路1本を旅客機と貨物機、自衛隊機が共用しており、観光シーズンなどは混雑や遅延が目立ち容量が限界に近づいていました。

【出典元】
内閣府>沖縄総合事務局>那覇空港プロジェクト









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那覇空港の第2滑走路と既存の滑走路は間隔が1310mあるオープンパラレル配置の為、双方の滑走路で同時に離発着が可能です。今回増設工事後の年間発着数は約18.5万回とされていますが、連絡誘導路やターミナルビルなど、各種空港施設を整備する事で、将来的には20万回以上の発着も可能になると思います。また、第二滑走路は、着陸直後に、すぐに滑走路から逃げる高速脱出誘導路が採用されています。









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構想によると、那覇空港の旅客数は、2030年には国内線・国際線合わせて16年の1・6倍に当たる3200万人まで増加すると予想、現ターミナル地域は手狭なため需要の伸びに応じた施設の拡張が難しいとしています。

現在行われいる第2滑走路が供用すれば離着陸回数は現在の1・17倍に増えるものの、現在のターミナルの位置では第2滑走路を使う航空機は第1滑走路を横切らなければならず、2本の滑走路の能力を最大限生かし切れません。オープンパラレル配置の2本の滑走路をフル活用する為には、ターミナルの位置を滑走路の内側に配置する必要があります。

構想のターミナルビル移転が実現し、滑走路の長さを2700m→3200m程度に延長すれば、国際第1級の設備を持った本格的な国際空港となります。那覇空港の位置は貨物中継ハブ空港としては絶妙な位置にあるので、是非とも実現させて欲しいと思いました。

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[ 2017/10/18 00:00 ] その他 空港 | TB(0) | CM(2)

USJ近くの桜島駅前に巨大立体駐車場が出現!(仮称)桜島1丁目計画の状況 17.10

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(仮称)桜島1丁目計画は、USJ近くの桜島駅前に建設された巨大立体駐車場です。建設主はビリーフコーポレーション、設計・施工は大林組が担当。敷地面積約1ヘクタールに延床約3.7万㎡の規模の立体駐車場となっています。施設名称は「桜島第4駐車場」となっていますが、駐車場可能台数は不明です。


















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【スペック】
名称:(仮称)桜島1丁目計画
所在地大阪市此花区1丁目511番2
階数:地上7階
高さ:27.396m
構造:S
杭・基礎
主用途:駐車場、店舗
総戸数:-----
敷地面積:9,999.34㎡
建築面積:5,852.90㎡
延床面積:36,828.18㎡(容積対象面積27,395㎡)
建築主ビリーフコーポレーション
設計者大林組
施工者大林組
着工:2017年02月(予定)
竣工2017年09月(予定)










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駐車場のエントランス付近で工事が進む店舗の様子です。





















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どうみてもコンビニですね。店舗は工事中でしたが、駐車場は既に営業が始まっていました。



















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それにしてもこの巨大立体駐車場、謎が多いです。まずビリーフコーポレーションは不動産の賃貸、仲介、管理及び売買、コンサルティング業務、建築、建設業及びリフォーム業といった事業内容で、この巨大立体駐車場に関する情報が無いこと。推定駐車可能台数1000台以上のビッグ・プロジェクトにしてはオープン前の事前告知がなさすぎる事などです。

でも、よくよく考えるとこの立体駐車場の必然性が浮かび上がってきます。現在、USJの平面駐車場では、
スーパーニンテンドーワールドの建設工事が始まっています。ハリーポッターエリアに続く平面駐車場を活用したパーク面積の拡大に比例して、USJ本体の駐車場面積は大幅に減少します。駐車場の減少を補う為に、この立体駐車場が建設されたのではないでしょうか。

桜島駅前に建設された巨大立体駐車場ですが、コンビニなど付帯設備のオープンにより全体計画が完成になります。その後、USJオフィシャルから、何らかのアナウンスがあるかもしれませんね。

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[ 2017/10/17 00:00 ] 大阪都心 ベイエリア | TB(0) | CM(2)

EIUが発表した世界の都市安全性指数ランキング『Safe Cities Index 2017』医療・健康環境の安全性で大阪が世界1位!

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Safe Cities Index 2017 は、NECの協賛の下で、ザ・エコノミスト・インテリジェン ス・ ト(The Economist Intelligence Unit EIU])が作成した都市の安全性に関するレポートです。テーマは「加速する都市化とセキュリティ強化に向けた取り組み」。対象となる全世界60都市の49指標に着目。サイバー セキュリティ(Digital Security)、医療・健康 環境の安全性(Health Security)、インフラの 性(Infrastructure Security)、 個人 全性(Personal Security)という 4つのカテゴリーに分け分析が行われました。




世界には、社会的・経済的ハブとして繁栄する 都市が数多く見られます。新興国では地方部住民 が都市へ流入し、先進国のグローバル都市には 世界各国の人材が集中する中で、過去に例を見ない規模のメガシティ(都市圏人口1000万超の巨大都市)が生まれています。こうした1000 万人以上の住民を抱えるメガシティは、2016 年時点で世界に312030年までに 41へと増加する見通しです。こうした都市の繁栄と表裏一体として浮上する問題が、脆弱性を増しつつある都市の安全です。

60 都市を対象とする今回の調査では、急速な都市化が進む新興国と、大きな変化の見られない先進国の間で、安全レベルの差の大きさが改めて浮き彫りになりました。総合ランキングのトップ 2015 年と変わらず「東京・シンガポール・ 大阪」でした。これら3都市のスコアには小数点単位の差しかありません。トップ 10に入った残り7つが、 主にアジアとヨーロッパの都市であることも同じです。


総合ランキング1位は東京 、2位シンガポール、3位大阪
東京のスコアは医療・健康環境の安全性カテゴリーで前回から 7 ポイント上昇しました。 最大の強みはサイバーセキュリティ分野です。一方、インフラの安全性ではトッ 10 から脱落し12 位となりました。









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カテゴリー 2医療・健康環境の安全性では大阪が世界1位となりました。














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個人の安全性” のカテゴリーでは、大阪は世界ランキング3位となりました。トップ10 選ばれたのは、すべて高所得層あるいは中高所得層に属する都市となっています。(シンガポール・ウェリントン・大阪・東京・トロント・台北・香港・ メルボルン・ストックホルム・アムステルダム)
















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このレポートは海外のシンクタンクが纏めたので、かなり客観的な内容となっています。先進国と発展途上国の経済的な格差が生み出す安全性の差、インフラの老朽化の進行と、それに対応する経済力の有無によるインフラの安全性の差、市民の経済格差による治安による安全性の格差など。膨大な量のデーターを分析し、導きだされたランキングと詳細なレポートは読み応え充分でした。


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[ 2017/10/17 00:00 ] INFOMATION 再都市化ニュース | TB(0) | CM(1)