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六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業 13.09

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六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業は、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅に隣接し、六本木通りと放射1号線に面した約2.7haの広大な区域を、高低差のある地形的な特性を活かして南北の街区に分け、地上 40階建て、高さ249.20mの業務棟(オフィスと)、地上27階、高さ115mの住宅棟棟、商業棟の 3つの異なる施設建設する、延床面積約 20万㎡のビッグプロジェクトです。 


【プレスリリース】→六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業(PDF)










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【スペック】
名称:六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業 
所在地:東京都港区六本木三丁目1、2番内 
階数:業務棟・地上40階 地下5階 / 住宅棟・地上27階、地下2階 
高さ:業務棟・249.20m 住宅棟・115.00m 
構造:業務棟・鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造 / 住宅棟・鉄筋コンクリート造
杭・基礎 :業務棟・直接基礎 / 住宅棟・杭基礎
主用途:事務所、共同住宅、店舗 
総戸数:約220戸
敷地面積:17,371.73㎡ 
建築面積:9,985.20m2
延床面積:203,967.40㎡ 
建築主:六本木三丁目東地区市街地再開発組合
設計者:日建設計
施工者:—––
着工:2013年06月
竣工:2016年05月(予定)















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プレスリリースからお借りした完成予想パースです。先日ご紹介した泉ガーデンタワーに非常によく似たデザインで、首都高速道路を挟んでツインタワーの様な感じになります。













同じくプレスリリースからお借りした、配置図です。敷地の外周部分に歩道状空地(幅員 4m)や2 つの広場(1,400、1,000 ㎡)など緑豊かなオープンスペースを確保し、魅力ある複合市街地の形成が図られます。六本木通りと「六本木一丁目」駅をつなぐ地下連絡通路の整備により、駅西側市街地から駅までの歩行者の利便性を高めるとともにバリアフリー化を図ります。地下には駅前広場(750㎡)が整備され、広場周辺には賑わいを創出する店舗を配置します。あわせて、災害時には広場を一時避難スペースとして活用することで、地域の防災機能の向上が図られます。












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現地の様子です。既に多くの重機が入っており本格的な工事が行われているように見えました。












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六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業。泉ガーデンタワーとよく似たデザインの、高さ249mの超高層ビルになるので、建ち上がってくるのが楽しみです。



15 COMMENTS

東京LOVE

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感性予想図、だいぶ当初のイメージと変わりました。
シルエットは普通の直方体っぽいです(少し残念な気分)。

「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」
“住友不動産最大級のプロジェクト” 建物本体工事に着手

地上 40 階建ての業務棟(完成イメージ)
http://www.sumitomo-rd.co.jp/news/files/1310_0009/Roppongi.pdf

東京再都市化

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オフィス仲介の三鬼商事(東京・中央)が10日まとめた9月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率は前月末比0.26ポイント低下の7.90%だった。改善は3カ月連続で、2009年10月(7.76%)に次ぐ3年11カ月ぶりの低水準となった。

 空室率が7%台に低下したのは09年11月(7.98%)以来。企業が活発にオフィスの拡張や統合、移転に動いており、大型解約も少なかった。三鬼商事は「空室率の悪化が止まり、潮目が変わってきた」とみている。

 一方、都心5区のオフィス平均賃料は3.3平方メートルあたり1万6230円と、前月より0.23%(38円)下げた。下落は15カ月連続。

 空室率は改善傾向を示しているが7%台で、賃料が上昇する目安と言われる5%前後にまでは下がっていない。賃料が下げ止まらない背景には「テナント企業を誘致する際に、賃料引き下げなど条件面で柔軟に対応する動きが依然として続いている」(同)点が影響している。

 大阪ビジネス地区の空室率は0.33ポイント低下の9.97%、名古屋ビジネス地区は0.01ポイント上昇の10.00%だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

青春18きっぷ

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個人的には、多極分散して地方都市の魅力もアップして欲しいです。首都機能の移転の話とか最近聞きませんがどうなってしまったのでしょうかね。首都機能を移転しても東京の魅力は十分過ぎるくらい残ると思いますが…

でも、タワーマンションを日本中に建てているのは数十年後が心配ですね。東京だとすぐ立て替え・再開発となるのでしょうが、地方だと廃墟化が心配です。それ以前に地方だと中心街がマンションばかりになりそうで寂しいですね。子供の頃(40年くらい前)、シカゴのマリーナタワーという超高層ツインタワーマンションの写真を見て衝撃を覚えた記憶があります。これ以上のマンションが日本中に林立することになろうとは、空想すらできませんでした。

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私自身も自分で書いていて複雑すぎたな、と申し訳ないのですが、今後は一極集中体制は解消されると思います。

日本が太平洋戦争に負けて、連合軍(GHQ)によって占領された際に、軍隊の解体などの様々な改革が実施されましたが、なぜか社会制度としての「東京一極集中体制」そのものは温存されました。しかしそれが戦後も改善されずに、21世紀の現在までその仕組みを引きずったままになっているわけです。

「1940年体制=東京一極集中体制」がそのまま手付かずのまま、約70年も放置されてきたので、今になってようやく日本中から批判が集まってきているのだと思います。もう既に時代に合わなくなっていて、制度疲労を起こしているのは誰が見ても明らかですね。

匿名

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緑様

よくわからないのですが、今東京一極集中が進んでいるのはその国家総力戦に備えるためなのですか?
それとも、今後は一極集中は解消されるというこどですか?

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青春18きっぷ様へ

抽象的な話になってしまうので恐縮ですが、一極集中体制と言うのは、突き詰めて考えると「国家総力戦」を遂行するのに必要な体制なのです。戦争の時代が終わり、平和の時代へと移り変われば一極集中体制のままだと弊害ばかりが目立つようになり、「多極分散制」へと程なく移行するはずです。

1920年代、世界恐慌が起こり世界の国々は保護主義に走ってブロック経済を構築しました。世界レベルでの経済的な分断がその後の壊滅的な戦乱を引き起こしたわけです。日本も例外ではなく、開戦直前に「1940年体制」と言われる東京一極集中を伴う「戦時体制」の社会へと変わってしまった経緯があります。

そして現代のように、経済のグローバル化が今後も浸透すればするほど戦争は地球上から無くなり、それに呼応して一極集中の国家体制は無くなっていくでしょう。

匿名

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高層ビルをどんどん建てるのは東京や大阪など大都市だけでいいと思います。日本中タワーマンションだらけになっても嫌ですし。
地方は今後東京を目指すのではなく、それぞれの個性を大切にしながら発展していくべきだと思います。

青春18きっぷ

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緑様、ご教示有難うございました。『都市再生特別措置法』が大都市再生のきっかけとなったのですね。それにしても、現在の緊急整備指定地域の数や面積を見ると東京が断トツであることがよく分かります。

東京は国家の一極集中都市ですが、元々下町風情が色濃く残っていて、それと超近代的な都市景観がよくマッチした理想的な街だと思います。同じく一極集中都市であるパリやロンドンも新旧が調和した趣がある都市ですね。一方で、地方分権の発達したドイツのような都市構成も住みやすそうな気がします。都市人口はベルリンの350万が最大、他の10都市程の主要都市は100万クラスの都市は3都市のみで、残りは60万程度と適度に分散しています。一極集中と多極分散のどちらの方が合理的で、国家の成長にも有利なのでしょうかね。

ibook

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日本は東京に資源を集中させすぎ
しかもココがやられたら終わりぐらいの勢いで
愚かな政策としか思えない

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この界隈には六本木ヒルズやミッドタウンタワーなど、個性的なデザインの高層ビルが多いですが、また一つ斬新なデザインの建物が誕生しますね。一応「皇居のお膝元」であることの自主規制によって、画一的なデザインの建物ばかりの東京駅周辺と比較すると、その差異を大きく感じます。

青春18きっぷ様へ
小泉改革が始まった時期である2002年(平成14年)に制定された都市再生特別措置法に基づく「都市再生緊急整備地域」によって指定されたことが大きいと思います。この措置法によって、高層ビルを都心部に建てにくくされていた規制が緩和されました。

詳細はこちらからどうぞ。
http://www.toshisaisei.go.jp/04toushi/ichiran.pdf

それと、バブル崩壊以降に日本が「成長社会」から「成熟社会」へ移行しつつあることも大きな理由の一つだと思います。高度経済成長期のように「大都市が生み出した付加価値(利益)を地方に分配する」世の中の仕組みから、「大都市が国家の成長を担う」時代になったのだと思います。

青春18きっぷ

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東京、横浜とその周辺の毎年の変貌ぶりは驚異的の一言ですね。大規模で都市景観的にも優れた開発が目白押し。ここ数年、日本経済自体はそれ程成長している訳でもないのに、東京はバブル期など比較にならない勢いで発展しているような印象です。

1980年代頃、日本には高層建築が未だ数える程で都心部のビルも10 – 15階程度が主だった頃は、東京と地方都市との差は市街地の拡がりのスケールの差だったと思います。中心部の一部だけをピックアップすれば東京のように見える地方都市は少なくなかったような…。それがここ10年くらいで、東京はニューヨークみたいな都市景観に大変貌中。もはや、部分的にでも東京と比較出来るのは大阪くらいでしょう。この東京の大変貌のきっかけとなったのは一体何なのでしょうか。高層建築を高密度で建てられるようにした法令の変更でもあったのでしょうか?

今後も東京と地方との格差は拡大する一方なのでしょうか。ここ10年での東京と大阪の都市(景観で見た)格差は以前の4倍くらいに拡大した印象を受けます。名古屋だと8倍、その他の中核都市(札幌、仙台、金沢、福岡など)では16倍くらいの印象。それでも、これらの都市は東京との格差は拡大してもそれぞれ発展している印象を受けます。その他の県庁所在地や政令市であっても岡山や広島は、都市基盤の整備も遅れ、街を訪れると停滞感や衰退感を感じます。

東京の魅力がアップすることはとても嬉しいですが、地方も発展させてコンパクトでも超近代的な都市も増えていって欲しいです。

匿名

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六本木でこのレベルかいな。
六本木って言えば、関東連合OBやら不良外国人とかおってあんまいいとこってイメージやないんやけど、凄い勢いで再開発されると同時に街が浄化されてんねんな。

osk

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凄い・・・
東京五輪特需もあるしさらに発展しそうですね

匿名

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これまた広大な計画ですね!
東京の街を作り直してるみたい!

東京LOVE

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おお!
これこれ、これです期待の249m!

大阪と違ってなかなか250m以上のビルが建たない東京においては貴重な高さのビルです。
(300m級はほぼ永遠に無理だろうなあと・・・)

現在は近くの神谷町にあるテレビ東京がこちらのビルに移るらしいですね。

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