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阪急ー9300系電車

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阪急9300系電車は、阪急京都線の特急車6300系を置き換える為に登場した京都線用の車両です。20013月のダイヤ改正にて阪急京都線の特急の本数増加した(従来の15 – 20分間隔から10分間隔へ)事、(従来の15 – 20分間隔から10分間隔へ)や停車駅の増加、老朽化が進む2300系・6300の淘汰を兼ねて、2003年から投入が始まりました。2014年現在8両編成11本、合計88両が配置され、京都線の主力車両として活躍しています。













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9300系は名車の誉れ高い6300系の後継車の位置づけなので、メチャクチャ気合が入った豪華絢爛な通勤車両となっています。外観上の一大特徴は車両の屋根に取り付けられた、クーラーや先頭にあるアンテナを隠す飾りカバー。ゴチャゴチャしたクーラユニットなどをカバーで覆う事で車両のデザイン性を高めている、なんとも贅沢な造りになっています。また、三次車から行き先表示器がフルカラーLEDが採用されています。













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車内の様子です。9300系のコンセプトは「すべてのお客様に快適な移動空間」。停車駅の増加に対応するため、車両の側扉は3扉化されましたが、転換式クロスシートが採用された座席は中々快適です。側窓は緑色UVカットガラスを採用し大型化され開放感も抜群です。












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9300系の座席のモケットは、阪急伝統の

アンゴラ山羊の毛を使ったゴ

ールデンオリーブ色のモケットではなく、9300系独自のダークグリーンのモケットとなっています。このシートは6300系リニューアル車でも採用されています。










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シートのアップです。

クロスシート幅は900mm、シートピッチは950mm( JR西の223・225系は910mm)拡大され居住性が高められました。













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9300系の転換式クロスシートは、先代6300系同様に運転室のスイッチ操作による一斉転換が可能となっています。木製の肘掛けがゴージャスですね。











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車端部のクロスシートには補助席が設けられています。














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車端部はロングシートになっています。貫通扉はセンサー式自動扉という豪華さです。














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車椅子スペースは座席収納席となっており、車椅子利用者が居ない時は着席する事が可能です。細かい点ですが、出来る限り着席人数を増やしたいという設計者のコダワリを感じます。うーん、従来の車両で試行錯誤してきた色々な要素を全てぶち込んでいる気がしてきた・・・。











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側面ドア付近の様子です。最近の阪急の流儀に則り色の濃い木目パネルが貼られています。ドア付近の手すりは、デザイン性を高める為、ダークブラウン色の支柱と一体となっており、その役割を果たしています。コダワリまくってます。















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側面ドアの上部にはLCD方式の

車内案内表示装置が千鳥配置で設置されています。(三次車以降〜)















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9300系では新幹線や在来線特急車に見られる半間接照明が採用されています。特別料金不要の通勤車で、ここまでやるかっ!











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もう一度、9300系の走行シーンをパチり。
うーん、文句なしでカッコイイ!














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洛西口駅で離合する阪急9300系と8300系の様子です。















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阪急9300系。より完成された鉄道を目指す、阪急の自信と拘りに満ち溢れた凄い車両です。




5 COMMENTS

アイラブオオサカー

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PASS: 2b52e331129aa396df9e167518164312
去る3月7日、奇しくもあべのハルカスグランドオープンの当日に、阪急十三駅すぐそばの飲み屋街「ションベン横丁(トミータウン)」で発生した火災の影響で閉鎖されていた西改札口の話題です。

阪急電鉄および大阪市役所のホームページによると、6月1日(日曜)の始発からようやく利用再開されることになったそうです。
火事で被災した建物の解体撤去も片が付き、約3か月ぶりの再開です。

駅の構造上、乗降客が多い駅にも関わらず改札口が東西の2か所しかないため、特に平日の通勤通学の乗客の皆さんはこの間さぞかし不便だったことだろうと、そう思いました。個人的な雑感で恐縮です。

ガイル

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PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
おおっ!こんな豪華な車両に特別料金無しで当たり前のように乗れる関西が羨ましいです!

茨木市民

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PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
毎日これに乗っている身からするとなにが凄いのかなーなんて思っていましたが、他の私鉄を利用したときに毎日贅沢な車両に乗らせてもらってたことに気がつきました(笑)
走行音は静かで揺れも少なく、車両間の扉は自動センサーで非常に洗練されたデザインとこだわりに改めて気づかされましたね。

さて話が少し変わりますが本日阪急うめだ本店の昨年度の売上高が発表されました!
結果は約1922億円だったようです。さすがにオープン当初目標としていた2130億円には遠く及びませんでしたが、2度目に下方修正された1900億円、さらに3度目に下方修正された1880億円という予想を上回り一安心しました。これですでに昨年度の売上高が確定済みの西武池袋本店を抜き、国内2番目の売上高が確定となりました。

タムタム

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こんなに素晴らしい車両を世に出す企業が、なぜあんな奇怪な建物を作ったのだろう?

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