ベネッセコーポレーション東京ビル (旧称:福武書店東京ビル)は、東京都多摩市落合一丁目に建つ、地上21階、高さ111.96mの超高層オフィスビルです。「教育・語学・生活・福祉」の分野を中心に、教育、出版などの事業を展開している「ベネッセコーポレーション」の東京における拠点として、多摩ニュータウンの中心駅である多摩センター駅の近くに建設され1994年に竣工しました。ちなみにベネッセコーポレーションの本社は岡山市にあり本社ビルはこんな感じです。
【スペック】
名称:ベネッセコーポレーション東京ビル ※福武書店東京ビル
所在地:東京都多摩市落合一丁目34
階数:地上21階、塔屋2階、地下1階
高さ:111.96m
構造:S,一部SRC・RC
杭・基礎 :ーーー
主用途:オフィス、プラネタリウム
総戸数:ーーー
敷地面積:6,084㎡
建築面積:4,957㎡
延床面積:26,795㎡
建築主:福武書店 ※現ベネッセコーポレーション
設計者:石本建築事務所
施工者大林組、飛島建設JV
着工:1992年02月
竣工:1994年02月
ベネッセコーポレーション東京ビルは、床材・家具に木材を多用し、機能性とやさしさの両立を目指す、敷地内を公園としてデザインしその中に超高層オフィスがそびえ立つ構成となっています。均整のとれたデザインは古さを感じさせず、20年近く前の1994年に竣工したビルとは、とても思えません。
ベネッセコーポレーション東京ビルは、1994年にグッドデザイン賞を受賞し、1995年には第36回BCS賞を受賞しています。ちなみに岡山の本社ビルも1992年の第33回BCS賞を受賞しています。
ベネッセコーポレーションの「ベネッセ」(Benesse)は、ラテン語の bene (よい、正しい)と esse (生きる、暮らす)を組み合わせた造語で、「一人ひとりが主体的に人生を切り開いていくことを「教育・語学・生活・福祉」の分野でお手伝いする会社になろう、という決意」という意味だそうです。
ベネッセコーポレーション東京ビルは竣工当初から見たかった超高層ビルだったので、今回見ることが出来て良かったです。均整のとれたスリムなデザインと、高台に建つその立地から、高さ111mとは思えないほとスペック以上に高く感じるビルでした。