東急不動産と東急ステイは、2018年02月27日付けのニュースリリースで、大阪市中央区久太郎町で都心居住の新しいカタチを目指すホテルとマンションの複合開発「久太 郎町プロジェクト」に着手したと発表しました。計画地は、堺筋本町のイトキン大阪本社ビル跡で、旧ビルを東急不動産が2017年3月半ばに取得、ホテルとマンションからなる複合施設を計画していましたが、今回のニュースリリースで、詳細が明らかになりました。敷地面積は1,650㎡で、敷地を南北半々に分け、北側にホテル、南側にマンションを建設が建設されます。
【出典元】→東急不動産ホールディングスグループ:「久太郎町プロジェクト」始動(PDF)
【過去記事】
→東急不動産が取得した、旧イトキン大阪本社ビルの解体工事の状況 17.10
※アリー my dearさんから情報を頂きました、ありがとうございました!
久太郎町プロジェクトは東急不動産がホテルとマンションの開発を行い、東急ステイがホテル運営を行います。このホテルは東急ステイの大阪初進出のホテルとなります。
このプロジェクトでは、東急不動産ホールディングスグループが開発、管理、運営を一貫して行うことで、ホテル内のサービスをマンションの入居者も利用可能となるなど、ホテルライクな都心居住の新たなライフスタイルを提案するとしています。具体的には、衣類のクリーニングや宅配便の取次ぎ等を行うホテルのコンシェルジュ機能をマンション入居者も利用できるサービスや、ホテルをゲストルーム感覚で割引して利用できるサービスなどを検討しているとの事。
①(仮称)大阪市中央区久太郎町二丁目ホテル計画
住所 : 大阪府大阪市中央区久太郎町二丁目24番1(地番)
交通 : 大阪市市営地下鉄堺筋線 中央線「堺筋本町」駅 徒歩1分、御堂筋線「本町」駅 徒歩4分
敷地面 積 : 906.84㎡
構造規模 : 鉄骨造、地上18階建て
客室数 : 259室(予定)
延床面 積 : 8,997.48㎡
設計 : 不二建設
施工 : 不二建設(予定)
着工:2018年5月(予定)
竣工;2019年度冬(予定)
②(仮称)大阪市中央区久太郎町二丁目マンション計画
住 所 : 大阪府大阪市中央区久太郎町二丁目24番3(地番)
交 通 : 大阪市市営地下鉄堺筋線 中央線「堺筋本町」駅 徒歩2分、 御堂筋線「本町」駅 徒歩約5分
敷地面 積 : 762.90㎡
構造規 模 : 鉄筋コンクリート造15階建て
総 戸 数 : 98戸
延床面 積 : 4,958.20㎡
間 取 り : 1DK~2IDK(34.91~58.77㎡)
設 計 : 不二建設株式会社
施 工 : 不二建設株式会社
2018年3月着工
2019年5月供給開始(予定)
2020年1月竣工(予定)
2020年3月引渡し(予定)
現地の様子です。前回の撮影が2017年10月だったので約4ヶ月振りの取材です。旧ビルの解体工事が進み、風景が一変していました。
ホテル部は大阪初進出となる「東急ステイ」
東急ステイとして最大規模の客室数を備える本計画では、底堅いビジネス需要と、旺盛なレジャー需要の双方を取り込むべく、コンパクトで機能的な客室から、テラスつきの広々とした客室までを用意。1泊でも中長期滞在でも快適な空間を提供する東急ステイのコンセプトを感じられる室構成を目指す、としています。
マンションは「BRANZ プレミアムコンパクト」シリーズ
分譲マンション部分は、東急不動産が提案する“住む” “貸す”自在な都市型レジデンス「BRANZ プレミアムコンパクト」シリーズとなります。広さのバリエーションは30㎡台 40㎡台 50㎡台。都心ライフに相応しいデザイ ン性を追及したレジデンスとなります。
ようやく計画内容が公表されましたね。マンションのほうは無難でありきたりなデザインですけれど、ホテルはどこか壁面の色合いを変えた『カンデオホテル』のような感じに見えました(╹◡╹)
ホテルで18階建てだと、建物高さはおそらく60m台くらいでしょうか。それにしても、東急グループのここ数年の大阪での積極攻勢は目を見張ります(・∀・)