南海会館を建て替える再開発「なんばスカイオ」が2018年10月17日にオープンしました。「なんばスカイオ」は、南海なんば駅直結の地上31階建ての新しいターミナルビルで、オフィスや店舗、クリニックなどが入居する複合ビルです。「世界のNAMBAへ」をコンセプトに、2階から6階までの商業フロアには伝統・文化・健康などがテーマの41の飲食店などが入居しました。伝統工芸品などを集めたフロアでは、日本の「ほんまもん」に触れてもらうことをテーマに、外国人観光客の取り込みを図る狙いがあります。
開業した「なんばスカイオ」は基本的にオフィスビルなので、商業施設分はかなり小規模です。ショップ&レストラン施設として過度な期待を持って訪れると拍子抜けすると思います。※この記事の写真はすべてZenFone5で撮影しました。

今回オープンしたのは、2〜6階の商業施設部分です。1階の池田泉州銀行は(10月29日)三井住友銀行/SMBC日興証券は(11月5日)に開業します。そのほか、オフィスフロアの玄関となるスカイロビーは11月1日、コンベンションホールは11月中の開業予定となっています。

それでは早速開業初日の「なんばスカイオ」を見て行きましょう!まずは南側エントランスの様子です。

金子眼鏡店の様子です。パークス側からスカイオの2階は自然な歩行者導線が作られています。

2階から3階につながるエスカレーター付近の様子です。外周部分に上下方向のエスカレーターがあり、3階にも自然な導線でアクセスする事が出来ます

ちなみにスカイオの3階は、南海難波駅の3階北改札の右側、ユニクロがあった付近につながっています。パークスから北改札にもスカイオを経由すれば自然にアクセスする事が出来ます。

少し引きで見ると、場所がよく分かると思います。

撮影ポイントを変えて。こちらはスカイオ北端のエントランス付近の様子です。吹き抜け空間の「ガレリア」から御堂筋線につながるエスカレーターからスムーズにアクセスする事が出来ます。このエスカレーターで2階に上がりそのまま南下すると、パークス側に行く事が出来ます。今日始めて中を通り抜けましたが、かなりショートカットした様な気がしました。

オープンを記念して多数の生花が飾られていました。

ガレリア広場にきました。スカイオ側の壁面に明かりが灯りました。壁面の一部には養生ネットが残っています。

先程の養生ネットを反対側から見た様子です。スカイオと高島屋の境目がよく解りました。

さらに撮影ポイントを変えて、こちらは1階外周東側にあるエレベーターの様子です。

オープンした、なんばスカイオ。冒頭にも書きましたが大規模な商業施設ではないので、それを期待して行くと肩透かしを喰らいます。ただスカイオがオープンした事で、難波駅に欠けていたピースが埋まり、高島屋・なんばCITY・スイスホテル南海・なんばバークス・難波駅の一体感が一気に増しました。特にパークスから御堂筋線側に続く歩行者導線は一度歩くと、そのスムーズさが解ると思います。これはスカイオ自身の恩恵よりも、パークス側にお客さんを流し込む役割を果たすと思います。
次回は、小粒ながら個性的な店舗が並ぶ商業施設部分をピックアップしてご紹介したいと思います。


