独立行政法人製品評価技術基盤機構NITE(ナイト)は、大阪市と土地の売買契約を締結し、大阪市ベイエリアの咲洲コスモスクエア地区に世界最大級の大型蓄電池の試験・評価施設を整備すると発表しました。
現在、太陽光や風力などの再生可能エネルギーが普及しつつあり、これらによる発電量が増加が見込まれています。ただ、これらの再生可能エネルギーは発電を行う時間帯が太陽光が降り注ぐ日中や風車を回す風が吹いている時間帯に限られ、発電量が安定しないという欠点があります。今後は、これらの電力系統の安定化に役立つメガワット級の大型蓄電池の需要拡大が予想されており、国内蓄電池メーカによる輸出の増加が見込まれます。
しかし現状は国内に試験・評価施設が整備されておらず、国内蓄電池メーカーが海外展開を図るためには製品を海外の試験・評価機関に持ち込まなけれはならず、コスト、納期等への影響が懸念される状況となっています。このため、大型蓄電池の性能及び安全性に関するグローバルな試験・評価が行える施設(安全性試験設備、振動試験設備等)を整備される事になりました。咲洲コスモスクエア地区に世界最大級の大型蓄電池の試験・評価施設は、日本の国際競争力の強化に繋がる重要な施設となります。
【出典元】
→NITE(ナイト)が大阪市咲洲コスモスクエア地区に世界最大級の大型蓄電池の試験・評価施設を整備(PDF)
【過去記事】
→独立行政法人製品評価技術基盤機構NITE(ナイト)が大阪市咲洲コスモスクエア地区に 世界最大級の大型蓄電池の試験・評価施設を整備!
施設概要
計画地:大阪市住之江区南港北1丁目36番
敷地面積:約26,400㎡(約8,000坪)
建物概要
【主試験室・副試験室】
建築基準法:耐火建築物、主要構造:RC造、階数:平屋建
【管理棟兼実験棟(及び付属施設)】
建築基準法:耐火建築物、主要構造:S造、階数:4階建
※管理棟兼実験棟には、NITE がこれまで実施してきた消費生活用製品安全法等に基づく製品事故の原因究明等の業務を行う試験・評価施設をあわせて整備。
主試験室・副試験室の様子です。この施設では、小型の蓄電池を試験・評価できる設備は、蓄電池メーカーなどに備わっているため、新施設では対象としていません。NITEの設備の特徴はいわゆるコンテナサイズの大型蓄電池を測定できることで、出力2MW、容量2MWhまで対応するそうです。
電池の試験・評価には大きく分けて、性能試験と安全性試験がありますが、「新設する施設では安全性を中心に試験がおこなわれます。例えば、高温時の過充電の影響を調べる、他には施設用に導入する2MW相当の蓄電池システムを使って、ピークカット用途で重視される寿命などを測定する予定となっています。
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http://www.constnews.com/?p=21521
~【官庁】夢洲で国際観光拠点形成に向けた事業アイディアを公募/対象は約200㌶/大阪市~
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http://www.nikkei.com/article/DGXLZO02546070Z10C16A5LDA000/
『国内最大の蓄電池試験施設、7月に運用開始 大阪・咲洲』
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http://www.monsterjam-japan.com/
『USA超重量級エンターテインメント』モンスター・ジャム
☆5月3日~5日/大阪・舞洲特設会場