大阪国際がんセンター(Osaka International Cancer Institute)は、 がんと循環器疾患の診療を主な業務とするPFI方式による500床の特定機能病院です。既存病院の老朽化・狭小化に伴い、景観が豊かな大阪城公園の近傍に移転新築しました。この施設は、「病院」機能に加え、治療成績向上のための方法を見出す「研究所」機能と、大阪府のがん患者のデータ収集から予防と早期発見に努める「がん対策センター」機能が一体となっています。
【スペック】
名称:大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター
計画名称:大阪府立成人病センター整備事業
所在地:大阪府大阪市中央区大手前3-1-69
階数:地上13階、塔屋1階、地下2階
高さ:62.630m
構造:RC造、S造
杭・基礎 :
主用途:病院
病床数:500床
敷地面積:12,833.42㎡
建築面積:6,821.79㎡
延床面積:68,268 m²
建築主:大阪メディカルサポートPFI
設計者:日本設計・竹中工務店JV
施工者:竹中工務店
着工:2014年06月
竣工:2016年11月
病棟は、患者に見守りの安心感を与えるツインエックス型の病棟配置とし、大阪城への眺望に最大限に配慮。外来は、吹抜に面した2本のホスピタルストリートに受付を設け、患者を案内しやすい環境を実現。医療スタッフのコラボレーションの場の創出、オン・オフの切り替えの場の提供、ストレスフリーな療養環境の実現、フレキシビリティーの高い施設環境の実現をコンセプトを元に計画されました。
南西側から見た様子です。
西側正面玄関の様子です。
南西側から見た様子です。
最後は大阪城と大阪国際がんセンターの様子です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43941720Z10C19A4LKA000/
日東電工、大阪市内にがん治療薬の開発拠点 医療機関と
森ノ宮にあった旧成人病研究センターが移転して誕生したこの施設。
重粒子線治療施設とともに大阪はもとより、全国でも最高クラスのがん医療の先端拠点と言われていますね。
府庁舎・府警本部と並ぶ、大手前の新しい『顔』になったなあと思いました。