JR東日本は、2014年7月2日に発表したプレスリリースで、東京駅丸の内口駅前広場と地下街の再整備に着手すると発表しました。2020年東京五輪を見据えた「東京の顔にふさわしい先進性を持った空間を目指し8月に工事がはじまります。。駅前広場は、駅の前面に芝生や夏季限定の池がある「都市の広場」(6500平方メートル)を配置し、その南北に6300平方メートルと5900平方メートルの交通広場をそれぞれ整備、路線バスの停留所やタクシー乗り場などを集約します。広場のデザインは、東京都や千代田区の関係者、建築家の内藤廣氏などの有識者でつくる会議でまとめられ、南側部分の交通広場は先行して15年12月に完成する予定です

駅前広場の中央部には、東京都との連携で大きな歩行者空間「都市の広場(仮称)」が整備整備されます。行幸通りとのデザインの一体性に配慮し、御影石舗装やケヤキの列植、デザイン性の高い3灯式のボール照明柱などで、格調高い都市景観が創出されます。「都市の広場(仮称)」の南北には交通広場が整備され、路線バスやタクシーなどの交通結節機能を集約します。南部の交通広場は2015年冬に先行して使用が開始され、全体の完成は2017年夏頃を予定しています。

現在の東京駅丸の内口広場の様子です。タクシープールなど、仮設の通路を区切る為のガードレールが張り巡らされており、まるで遊園地のゴーカート場の様です。

今年12月に開業100周年を迎える東京駅とその周辺地区では、「東京の顔にふさわしい多彩な魅力と先進の機能を持った駅」として都市空間整備が進められており、丸の内地区においては2012年10月に東京駅丸の内駅舎の保存・復原工事が完成しました。この丸の内駅舎とともに同地区の象徴空間となる駅前広場整備計画がいよいよ具体化する事になります。発表された駅前広場のレイアウトは皇居に向かう行幸通りをそのまま延長した様な感じで、無難な案に落ち着きました。現在のゴーカト場状態はさすがにまずいので、再整備工事が具体化した事は嬉しい限りです。
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