JR東京駅丸の内駅舎は、巨匠辰野金吾による設計で、シンメトリーで重厚な鉄骨レンガ造りの3階建ての建物として、大正3年(1914)に竣工しました。南北の長さは東京タワーに匹敵する335mで、その堂々たる姿は、多くの人々に愛されてきました。丸の内駅舎は、マグニチュード7と言われた1923年の関東大震災でも大きな被害を受けませんでしたが、1945年の東京大空襲でシンボルだった南北のドームやその他の部分の屋根・内装を焼失しました。戦後まもなく復旧工事が行われ、1947年3月には3階建ての駅舎を2階建てとして再建されました。
竣工後90年を経過した東京駅丸の内駅舎は、建物の老朽化が進み、耐震改修工事も必要になっていました。そのため、これらの改修工事と共に焼失した部分も復原する為、2007年5月から駅舎の保存・復原工事に着手、約5年の歳月を経て2012年に工事が完成し、創建当時の姿が蘇りました。
【スペック】
名称:東京駅丸の内駅舎保存・復原
所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1
階数:地上3階(一部4階)・地下2階
高さ:約46.1m(フィニアル含む)
構造:鉄骨煉瓦造、RC造(一部S造・SRC造)
杭・基礎 :杭基礎(場所打コンクリート杭)
主用途:駅施設、ホテル、ギャラリー、駐車場
総戸数:ーーー
敷地面積:約117,000m2 (うち特例敷地部分約24,600m2)
建築面積:約9,800m2
延床面積:約9,800m2
建築主:JR東日本
設計者:東京駅丸の内駅舎保存・復原設計共同企業体
施工者:東京駅丸の内駅舎保存・復原工事共同企業体 (鹿島・清水・鉄建JV)
着工:2007年04月
竣工:2012年10月
東京駅の丸の内駅舎の保存・復元工事には約500億円の費用がかかりましたが、JR東日本は建物の容積率、いわゆる「空中権」を周辺のビルに売却して調達したそうです。「空中権」とは、建物の上の使わなかった空間を他の建物に移し、売却することができる権利です。丸の内駅舎は容積率の20%ほどしか使用しておらず、JR東日本はこの「空中権」を売却することで工事費を調達し、一方、周りのビルは高層化することができました。
それでは駅舎の中を見てゆきましょう!こちらは南ドームの内部の様子です。もっとレトロな空間を勝手にイメージしていたので少々ビックリしました。メタリックな柱とデジタルサイネージが近代的な印象です。
縦アングルでドーム内を見た様子です。ドームの上部はレトロな雰囲気が出ており中々いい感じです。
見上げた様子です。ドームの上部とて天井は創建当時の姿が復元されています。大正ロマンといった感じが出ていますね。写真にモアレ縞が出ている様に見えます、これは鳩の進入を防ぐ為に設置されているネットのせいです。
ドーム天井を見上げた所です。創建当時はこんな明るいポップな色合いだったんですね〜。なんだか以外な感じです。
続いては夜の丸の内駅舎の様です。出張時に手持ちで撮影し、ISO感度を目一杯上げたのでノイズが出まくりです。それでも雰囲気は掴めると思います。
最後は、引き気味のアングルで見た、復元された東京駅丸の内駅舎の夜の様子です。
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年始に私も東京駅丸の内駅舎を見に行ってきたのですが、夜でしたが浮かび上がるような煉瓦造りの駅舎に感動しました。ホント、立派ですね!
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金が余って仕方ないJR東日本の東京駅。お金かければなんでも出来る見本、こんな記事不要、、
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