
(仮称)三井住友銀行本店東館計画は、三井住友銀行の旧大手町本部ビル跡地の再開発プロジェクトで、地上29階、塔屋2階、地下4階、高さ約150mの超高層ビルが建設されています。

【スペック】
名称:(仮称)三井住友銀行本店東館計画
所在地:東京都千代田区丸の内1丁目8-6、19他
階数:地上29階、塔屋2階、地下4階
高さ:150m
構造:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
杭・基礎 :パイルド・ラフト基礎
主用途:事務所、ホール、駐車場
総戸数:——
敷地面積:5,960.07㎡
建築面積:3,382.09㎡
延床面積:89,115.85㎡
建築主:三井住友銀行
設計者:日建設計
施工者:鹿島・三井住友・熊谷・鴻池建設共同企業体
着工:2012年01月  
竣工:2015年02月末(予定)

東京の「建築計画のお知らせ」には「杭・基礎」の項目があるのが興味深いです。(仮称)三井住友銀行本店東館計画はパイルド・ラフト基礎という聞きなれない方式が採用されています。パイルド・ラフトとは、杭に支持された(パイルド)いかだ=直接基礎(ラフト)という意味です。簡単に説明すると、べた基礎と杭基礎がミックスされた基礎で、安全性と経済性を兼ね備えた基礎工法です。(竹中工務店が2005年度日本建築学会賞(技術)を受賞しています)原則として全荷重を直接基礎で支持しますが、沈下抑止の為に杭基礎にも鉛直力を分担させ、基礎の合理化を目指します。 両基礎による荷重分担効果により、超高層建物の高軸力を負担することが可能となります。

最後は縦アングルで2機のタワークレーンをパチリ。
					
