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旧ホテルプラザ解体工事 11.12

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ホテルプラザは、 大阪市北区大淀に あったシティホテルで、朝日放送旧社屋・大阪タワーの南側に立地する、地上23階、地下1階、部屋数 548室の大規模なホテルでしたが1999年3月31日に閉業しました。 ホテルプラザの閉館後は、下層階にIDC大塚家具・梅田ショールームが入居していましたが、梅田ショールームを大阪南港ショールームへ統合するために 2010年12月31日限りで閉店、ついにビルの解体工事が始まりました。
















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旧ホテルプラザは、最新の超高層建物解体工法「竹中HAT DOWN工法」を用いて解体工事が進められています。竹中HAT DOWN工法は、音やホコリを外に出さないように配慮した「移動式解体工場(ハット)」をビルの最頂部に設置し、ビルを上部から解体し各階の解体とともに順次ダウンさせていく環境配慮型の最新の超高層建物解体工法です。










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竹中HAT DOWN工法の主な特徴は・・・

(1)解体作業は、建物上部・側面を覆ったHATの内部で行われます。これにより、粉塵の飛散リスク、騒音の拡散リスクを低減する事が出来ます。

(2)解体されたビルのパーツはビル自身の内部を通しておろされます!解体は従来のブレーカーを用いた破砕から、カッターやワイヤーソーを用いたブロック(塊)単位で切断し、解体ブロックは建物内部を通して降ろすことで、周辺への飛来落下リスクを防止する事が出来ます。

(3)天井クレーンを含む解体設備を一体でダウンしていくことで合理化・習熟化を図れます。








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こちらは少し前の写真ですが、「HAT(移動式解体工場)」の組み立てが始まった頃の旧ホテルプラザ解体工事の様子です。












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HATの組み立てが始まった11月頃はこんな感じでしたが・・・












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1ヶ月後にはご覧の通り、イメージ図の通りの「HAT(移動式解体工場)」がビルの頂上部に姿を表しました!これからHATの内部で解体作業が行われ、人知れずビル内部から運び出され、少しづつ低くなってゆくと思うと、なんだかサイバー!な気分がしてきました。。














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最後は、旧ホテルプラザ解体工事の仮囲いに植えられた「ハーブ」をパチリ。仮囲いに書かれていた「解体され行く建物の記憶を皆様に感じ取っていただければ幸いです」の文言が結構グッときました。以下、仮囲いに書かれていたメッセージです。





建物の記憶


1969年に建設された当建物は、「ホテルプラザ」として日本を代表する名門ホテルでした。開業以来、斬新な企画力と高品質なサービスを展開する、日本のホテルの先導者的な存在でもあり、特にその中でも料理においては日本屈指のクオリティを誇り、多彩なレストラン群は国内外の数多くのゲストに愛されていました。
当工事では仮囲いの一部を「ハーブ」による緑化パネルとしています。当社の「環境」への取り組みのシンボルであるとともに、1999年にホテルとしての歴を閉じることとなったこの建物へのかつての賞賛をこめて称された「味のプラザ」への敬意を表しています。解体され行く建物の記憶を皆様に感じ取っていただければ幸いです。
 株式会社 竹中工務店




3 Comments

JUNK

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解体なんて何でもいいじゃんって思ってましたが、これだけ新しい解体法が次から次に出てくると感心しますね(^o^;)

話は変わりますが、大阪駅御堂筋口の電光発車標が連絡橋口のと同じフルカラーLEDのものに変わってました!
良ければまた取材してください(^^)

アイラブオオサカー

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普通なら、ビルの解体現場にこういったメッセージなど掲示されたりしないものですが‥竹中さんも粋なことをしてくださいましたね(^-^)


かつて名門ホテルとして営業していた、そして輝いていた頃の建物に対する最大限の感謝と敬意が払われた文章に、少し胸が熱くなりました。


今年中に解体が完了予定で、旧ホテルプラザも過去の思い出となります。一抹の寂しさはあるものの、そこはやはり“都市は生き物”。時代と共にその姿も変化していきますから、新たに出現する次なるものにも期待が膨らみます。

愛阪者

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”地下鉄の車両はどこから入れるのか”ということよりも、”エンパイア・ステート・ビルはどうやって解体するのか”ということの方が子供の頃から気になってた私としては、”なるほどなるほど”と目から鱗が落ちまくる感じですね。

それはともかく、子供の頃から見慣れてる建物がまた消えていくというのは、やっぱりちょっと寂しいもんです。

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