祝『手柄山平和公園駅』開業!JR山陽本線・姫路駅~英賀保駅間に新駅誕生、10月開業の「ひめじスーパーアリーナ」と直結



JR西日本は2026年3月14日、山陽線の姫路駅-英賀保駅間に新駅「手柄山平和公園駅」を開業しました。姫路市が再整備を進める手柄山平和公園の新たな玄関口となる駅で、兵庫県内でJR西日本の新駅が開業するのは2016年の東姫路駅、摩耶駅以来です。姫路市中心部の南側に新たな交通結節点が生まれたことで、スポーツ・文化施設へのアクセス改善と周辺地域の活性化に期待が高まっています。

 



新たに開業した手柄山平和公園駅は、姫路市西延末に位置し、山陽線の姫路駅〜英賀保駅間に設けられました。JR西日本と姫路市は3月14日午前、南駅前広場で開業記念式典を開催し、テープカットや祝賀演奏で新駅の誕生を祝いました。新駅は始発列車から営業を開始しており、開業初日から地域住民や鉄道ファンの注目を集めました。

 



新駅は、整備が進む手柄山平和公園へのアクセス向上を主眼として整備されました。手柄山平和公園は、戦災犠牲者を慰霊する「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」をはじめ、ウインク球場、ヴィクトリーナ・ウインク体育館などを擁する姫路市有数の集客拠点です。さらに2026年10月には、大規模大会にも対応する「大和工業アリーナ姫路」※の開館が予定されており、新駅とデッキで接続される計画です。

※ひめじスーパーアリーナの命名権契約による愛称は「大和工業アリーナ姫路」に決まりました。



これまでこのエリアは、公園利用者の多くが自家用車に依存しており、周辺道路の混雑が課題でした。姫路駅-英賀保駅間は約4.6kmと市内でも駅間が長く、沿線に大規模公園がありながら鉄道アクセスが弱い区間でした。新駅整備は、こうした交通課題の改善と、公園再整備による来訪者増加を見据えたインフラ投資という側面が強いといえます。



駅は橋上駅舎を採用した地上駅で、相対式ホーム2面2線の構造です。12両編成に対応し、旅客上家は6両分を整備。自動改札や券売機、エレベーターを備え、南北を行き来できる自由通路も設けられました。単なる請願駅にとどまらず、公園や周辺市街地をつなぐ歩行者ネットワークの結節点として整備された点が特徴です。



事業費は約65億円規模で、姫路市が約55億円、JR西日本が約10億円を負担するスキームです。駅舎関連に約30億円、駅前広場整備に約35億円が投じられる計画で、自治体主導のまちづくりと鉄道整備が一体的に進められてきました。2016年に姫路市とJR西日本が新駅設置の覚書を締結し、その後、国への認可申請や駅前広場計画の具体化を経て、今回の開業に至っています。



列車は新快速、快速、普通、通勤特急が停車し、姫路駅からの所要時間は約3分です。1日あたりの平均乗降客数は約5,000人が見込まれており、今後はスポーツ大会やイベント開催時の利用増加も期待されます。特に、秋に開業予定の新アリーナと鉄道駅が直結することで、姫路市南部の都市機能は大きく底上げされそうです。

 

『手柄山平和公園駅』の施設・設備あれこれ



それでは、新駅の施設・設備をじっくり見ていきましょう。こちらはホーム上屋に設置された発車標。3色LEDの2段表示で、設備としてはミニマムな感じです。鉄道各社は多言語対応や駅難波リグなどに対応するため、「フルカラーLED」や「LCD(液晶モニタ)を積極的採用しています。JR西日本はいつまで3色LED発車標を新設し続けるのでしょうか・・?


案内サインの様子です。路線記号に対応しています。


出口のサイン。内照灯なしの看板タイプてすね。


エレベーターの様子です。


橋上駅舎下の様子です。


『手柄山平和公園駅』は新加速の12両編成に対応する長大なホームを有しています。


ちなみに、手柄山平和公園駅は、橋上駅舎と各ホームを結ぶ動線として階段とエレベーター2基を備えていますが、エスカレーターは設置されていません。


階段を見上げた様子です。

 


ホームから橋上駅舎へ上がりました。門型の案内サインがわかりやすいです。


橋上駅舎の改札内コンコースの様子です。かなりの広さがある立派な駅舎です。


ちなみに、新駅の橋上駅舎には「トイレ」はありません!といれは改札外の北口をでた向かいの駐輪場の1階、またはアリーナ側に降りたところの「仮設トイレ」を利用するしかありません。トイレの無い新駅は初めてだったので、ちょっと驚きました。


エレベーターと階段付近の様子です。


橋上駅舎の窓際にはベンチが設置されています。


橋上駅舎の窓から線路を見下ろした様子です。


改札内コンコースから改札口側を見た様子です。


のりこし精算機は1台。


白鷺城にちなんたイラスト。


新駅をPRするポスターが掲示されていました。


発車標の様子です。


改札口付近の発車標も3色LED。3段表示、中央に時計付きです。


自動改札機は3通路分のみです。姫路スーパーアリーナが開業すると、このままでは利用者をさばききれない可能性があります。増設できそうな余地も、目測では1通路分程度しかなく、その点が気がかりでした。


改札外からみた、自動改札機付近の様子です。


南北自由通路の様子です。改札口を出たところのに鶴?をイメージしたオブジェがありました。


天井に設けられたフェイクグリーンの様子です。



南北自由通路の姫路スーパーアリーナ側の様子です。イベント開催時の混雑を見越して、かなりの路幅があります。歩行者を誘導するために、通路中央に固定柵がありました。


南北自由通路を外から見るとこんな感じです。


南北自由通路かと姫路スーパーアリーナの位置関係はこんな感じです。


自由通路の南端まで来ました。最近のJR西日本の新駅としては、かなり立派な駅だと感じました。


南北自由通路は、今後、姫路スーパーアリーナ側とペデストリアンデッキで直結する計画となっています。


工事中のペデストリアンデッキの様子です。


アリーナ側の階段の様子です。こちらもエスカレーターは設置されていません。イベント開催時の処理能力を最優先した設計なのかもしれませんね。


アリーナ側からみた、手柄山平和公園駅の駅舎の様子です。


この付近が駅舎全景を撮影するベストポジションだと思われますが、開業式典の開催中だったため、この時はプレス関係者のみが撮影できる状況となっていました。


新駅の駅舎をグルリと見ていきます。


西側から見た様子です。


北西側から見た様子です。


北口側の様子です。


エレベーターが設置されています。


北口側に駐輪場が設けられました。トイレは駐輪場の1階にありました。

北口には小さな駅前ロータリーが設けられています。


橋上駅舎を北東側から見た様子です。


最後はもう一度、西側から駅全体を俯瞰した様子です。

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