日本テレビタワー(日テレタワー)は、東京都港区東新橋町一丁目に建設された、地上32階、地下4階、高さ192.8m、延床面積130,725.51㎡の超高層ビルです。汐留再開発のC街区に位置しており、世界的建築家リチャード・ロジャースが基本構想を手掛けました。施工は清水建設。建物外部四隅に柱を露出させた理由は、容積率緩和措置を受けるためです。その他、地上2階の受付前フロアを自由通路とすることによっても容積率緩和措置を受けています。
【スペック】
名称:日本テレビタワー
所在地:東京都港区東新橋町一丁目6-1
階数: 地上32階、塔屋2階、地下4階
高さ:192.8m※最高部192.8m
構造:S造、一部SRC造
杭・基礎 :—
主用途:オフィス(テレビ局)、店舗
総戸数:—
敷地面積:15,659㎡(C街区全体)
建築面積:7,289.26㎡
延床面積:130,725.51㎡
建築主:日本テレビ放送網
設計者:三菱地所設計、リチャードロジャースパートナーシップ
施工者:清水建設、大成建設、鹿島建設、大林組JV
着工:2000年01月
竣工:2003年04月
日本テレビ本社ビルの2階壁面には、アニメの巨匠宮崎駿監督が手がけた「日テレ大時計」(からくり時計)があります。全体は手作業によって叩き出された銅板で覆われ、その大きさは高さ約12m幅約18mにも及びます。随所に散りばめられた32箇所もの仕掛けが連動し物語性を生み出す、まさに日本最大級の「からくり大時計」です。日テレ大時計は宮崎駿氏の一枚のスケッチからスタートし、約4年の歳月をかけて完成したそうで、この大時計の中には「音」を司るキャラクターと「動き」を司るキャラクターたちが棲みつき、時計全体でひとつの楽曲を創出。演出時間は約3分間1日数回、この大時計の奏でるメロディーが鳴り響きます。
日本テレビタワーは,建物用途およびマスメディ アを取り巻く時代背景を考慮し, Sustainability(可変性,環境調和性) Sympathy(双方向性,機能性,創造性) Safety(安全性,公共性,信頼性) を基本コンセプトに置いて計画が進められました。地上約95mまでの部分にスタジオ,報道,編集, 送出など,デジタル化に対応したコンテンツ制作 工場を置き,上部にオフィスを設けています。 放送局の中でも特に変化の激しいコンテンツ制作工場部分は,四隅のメガトラスをメインフレームとするスーパーストラクチャーとし,約70m× 30mで高さ20mの大空間を確保しています。この 空間内においては,構造的に自由に床を設ける (外す)ことが可能であり,事務室→スタジオ, スタジオ→事務室といった,機能の変更にも対応 可能なフレキシビリティを有しています。
バットレスと呼ばれている建物四隅のメガトラス は,テレビ塔をイメージさせ,両サイドのガラス 貼りのエレベーターシャフトは,情報のスピード感を表現し,間に挟まれた大空間にはスクリーン のイメージを持たせています。
ロボットみたいな特徴のある外観ですね。竣工後10年以上が経過しましたが、やっと時代が日テレタワーに追いついたのか?全くデザイン的な古さを感じません。
新橋駅前から見た、日テレタワーの様子です。
最後は超高層ビルがひしめき合う汐留地区と日テレタワーの様子です。
汐留・日テレタワーに生田スタジオ、そして初代本社の麹町スタジオに代わる「番町スタジオ」の建設…日本テレビの総てが揃うのは数年後ですかね。
此れで日テレタワーにJ-WAVE、番町スタジオにRFラジオ日本を入居させれば完璧でしょ!?