ラマダホテル大阪は、大阪市北区豊崎3丁目の御堂筋線中津駅の近くにあった、客室数547室のシティホテルです。大阪都心部に新しいホテルが続々と開業する中、建物の老朽化が進んでいましたが、改修に必要な多額の投資を回収できないと判断し、2013年末で閉館しました。ラマダホテルの前身は東洋ホテルで、1969年に旧三和銀行が中心になって開業しました。2004年にモルガン・スタンレーが事業を買収し、06年にラマダホテルにリブランドされ、所有権が東洋ホテルからUFJ信託銀行に移り、モルガン・スタンレー系の神宮ホールディング特定目的会社が受益者になりました。ホテルが閉館した2カ月後には、売買によってオリックス不動産が実質的な土地の所有者となりました。
中々動きが無かった旧ラマダホテル跡ですが、地上50階、塔屋2階、地下1階建て、高さ168mの超高層タワーマンションが建設される事になりました。事業主は東急不動産と住友商事の2社で、設計は大林組が担当。総戸数653戸、延床面積68,111.54㎡と、かなりの大規模物件です。また、最高高さも168mと予想を上回る高さで、これは航空法の高さ制限ギリギリの高さです。
【出典元】
→http://takarazuka.kansai-hd.com/misc/branztowernakatsu.pdf
→建設ニュース>ラマダホテル大阪跡地はマンションを建設/東急不動産や住友商事が開発/土地はオリックスが所有
【スペック】
名称:(仮称)大阪市北区豊崎三丁目新築工事計画(ブランズタワー中津?)
所在地:大阪市北区豊崎三丁目21番1他
階数: 地上50階、塔屋2階、地下1階建て
高さ:168m
構造:RC造
杭・基礎 :—
主用途:共同住宅(分譲)
総戸数:653戸
敷地面積:5,154.75m2
建築面積:2,424.22m2
延床面積:68,111.54㎡
建築主:東急不動産、住友商事
設計者:大林組
施工者:未定
着工:2016年07月(予定)
竣工:2020年03月(予定)
高さ168mで地上50階建ては物凄い密度です。航空法ギリギリ一杯の高さに可能な限りの床を詰め込んだ、限界近くまで収益性を高めた大規模タワーマンションといった印象です。
新しく建設されるタワーマンションは、東西に細長い形状になり、先に竣工したセントラルマークタワーとは「へ」の字型配置になります。
北側から見た現地の様子です。解体工事がかなり進み、風景が一変していました。
計画地周辺には、セントラルマークタワー(122.5m)や、中津にあったホテルコムズ跡にタワーマンションを建設する(仮称)大阪市北区豊崎3丁目計画新築工事(159m)も進んでおり、御堂筋線「中津駅」を取り囲む様に3棟の超高層タワーマンションが林立する事になります。
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元ラマダホテルもすっかり小さくなり、解体完了まであと一息といったところまできましたね。
それにしても、中津にこれほど巨大な物件が(しかも2棟)建設されるなんて想像もしてなかったですから、いまさらながら驚きです。
それと最近は地下鉄駅直結の立地に建設されるケースが増えました。
天六や北浜・本町、長堀橋など…中津もそのうちに入りますが、これらの物件が完成すると圧倒的なスケールの谷間感を持つ都市景観が現れると思うとワクワクしてきます(^_^)