日米欧や新興国のリーダーが一堂に会する20カ国・地域首脳会議『G20大阪サミット』が2019年6月28日に大阪で開幕しました。G20の日本での開催は初めてで、日本がこれまで経験したことのない大規模な国際会議として注目が集まっています。
G20サミットは、メンバー国や招待国の首脳、国際機関など、37の国や機関が参加し、経済分野を主要議題として毎年開催される国際会議です。今回は日本が議長国となり大阪で開催されています。近年の議題は、世界経済、貿易・投資、開発、気候・エネルギー、雇用、テロ対策、移民・難民問題等があります。
G20の詳しい状況は大手メディアが伝えているので、今回はオリックス本町ビルから見た阪神高速のレアな光景をご紹介したいと思います。
<メンバー国>
G7(フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・日本・イタリア・カナダ・欧州連合〔EU〕)
アルゼンチン・オーストラリア・ブラジル・中国・インド・インドネシア・メキシコ・韓国・ロシア・サウジアラビア・南アフリカ・トルコ
<招待国・国際機関>
オランダ、シンガポール、スペイン、ベトナム、ASEAN議長国(タイ)、AU議長国(エジプト)、チリ(APEC議長国)、セネガル(NEPAD議長国)、国連(UN)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、世界貿易機関(WTO)、国際労働機関(ILO)、金融安定理事会(FSB)、経済協力開発機構(OECD)、アジア開発銀行(ADB)、世界保健機関(WHO)
この記事の掲載写真の撮影ポイントは、大阪のビルオタ界の聖地!?となっているオリックス本町ビルの28階展望テラス。ここは「平日」のみ解放されている為、G20の日程から考えるとチャンスは今日しかありません。休憩時間を調整し無理矢理時間を作り出して撮影に行ってきましたが、奇跡的に天候が回復した為、本当にレアな光景を写真に納める事が出来ました!
まずは1号環状線北行きの様子です。普段はクルマが途切れる事がないこの区間ですが、ご覧の通り見事なまでにガラガラです。平日の日中でクルマがいません。これは凄いです・・!
環状線の南側の様子です。ほんまにガラガラです。
複雑な立体交差で有名な西船場ジャンクションの様子です。中央大通りは地上区間は通れますが、高架部分は通行止めになっていました。
時折、白バイやパトカーを先頭にした車列が悠然と走り抜けて行きます。
さらにインテックス方面に繋がる、16号大阪港線と3号神戸線方面の様子です。
G20の大規模交通規制や厳重な警備体制により市民生活に深刻な影響が及ぶ・・・と喧伝されていましたが、蓋を開けてみると拍子抜けするほどスムーズに事が進んでいる印象です。
道路規制については、事前告知が徹底されていた事から目立った渋滞は発生せず、逆に一般道もガラガラ状態になりました。また、企業も「G20期間は物流が止まります」との案内を徹底した上で、仕事を組み立てているので、こちらも目立った混乱はありませんでした(少なくとも自分が見える範囲では)。G20に対する市民の対応は総じて前向きだと思います。
G20開催のアナウンス効果は全世界に波及し、広告費に換算すると途方もない額の経済効果を生み出す事になります。またG20で多くの首脳や機関を受け入れ出来た事は今後のMICE誘致活動にプラスの効果をもたらす事でしょう。なにより、この大阪で世界最大規模の国際会議を開催した事実は住民のビックプライド(Civic Pride)を高める事に繋がると思いました。
会場が近いので前日からゴーストタウン状態で、道を挟んだ向かい側から警察車両が中古車オークション会場の様です。
ところで、ぎゅうぎゅう詰めと揶揄された会議室ですが、その場所で、三週間前に地所によるうめきた2期の建築セミナーがあったのですが、急な用事で行けませんでした。どんな内容だったのか、聴講された方おられません?
G20のうち、カナダ、メキシコ、アルゼンチン、サウジアラビア、トルコ、南アフリカは関西に総領事館を置いていません。アジアの招待国でもシンガポールがありません。https://www.kansai.meti.go.jp/3-1toukou/invest_kansai/20130717foreign_gov.pdf#search=%27%E9%96%A2%E8%A5%BF+%E7%B7%8F%E9%A0%98%E4%BA%8B%E9%A4%A8%27
サミットを機会に関西の総領事館がもっと増えればいいいのですが。
このガラガラの阪高でどうやったらパトカーを横転させられるのか教えてください。
習近平の警護パトカー2台が、パンクと横転で警護から離脱するなんて海外の皆様に馬鹿にされても仕方ないです。