阪神高速道路は、大阪・神戸とその周辺の地域に路線網を有する総延長258.1kmの自動車専用道路網で、一日あたりの利用台数が約70万台に達する、京阪神大都市圏を支える重要なインフラです。路線網は、高層ビルが密集する過密な都心部から、複雑に入り組んだ地形の湾岸エリアなどに張り巡らされており、それらを形成する高架橋は、それぞれの設置環境や地形にあわせて最適化されています。機能性を追求し無駄をそぎ落としたた巨大な構造物は、時に息を呑むほどの美しさを見せる事があります。
今回ご紹介する写真集『JUNCTIONS -HANSHIN EXPRESSWAY- 』は、阪神高速道路のジャンクションにフォーカスした夜景写真集です。ジャンクションのの高架橋が織りなす『蜘蛛の巣』の様な光景は、巨大構造物が持つ圧倒的な量的迫力に加え、無駄をそぎ落とした機能美を兼ね備えており、そこに夜の光が加わる事で、その美しさは更に際立ちます。
この写真集の最大の魅力は他では見る事が出来ない空撮夜景。ヘリコプターをチャーターして「夜行部」撮影陣の確かな技術とセンスによって撮影された高速道路の光の筋は、まるで大都市に張り巡らされた血管の様に見え、巨大な人工物であるはずのジャンクションが有機的な何かに見えてきます。
写真集『JUNCTIONS -HANSHIN EXPRESSWAY』を手に取って、普段何気なく見ているジャンクションを空から見てみては如何でしょうか。きっとその迫力と美しさに感動すると思います。
JUNCTIONS -HANSHIN EXPRESSWAY
JUNCTIONS -HANSHIN EXPRESSWAYの著者『夜行部』は、すぴら氏が代表を務め、プロの夜景写真家である堀 寿伸氏(Toshiさん)、空撮夜景を手掛ける、ごたま氏(gotama06) 、小原優輝氏が参画する夜景をテーマに活動している同人サークルで、ライトアップされた高層ビルに特化した写真集「夜ビル」シリーズ等を発行し情報を発信しています。今回は高速道路のジャンクションにフォーカスし、夜景写真を作成されました。amazonから購入可能です。
・著者:夜行部(堀寿伸・すぴら・gotama06)・小原優輝
・サイズ:B5横 左綴じ
・配色:フルカラー 56ページ
・価格:[定価] 2,200円(税込み)
・公式サイト:夜行部>JUNCTIONS -阪神高速道路-
書店および通販サイト (随時更新予定)
・Amazon・書泉 (東京・神保町&秋葉原) 店舗販売あり
・ジュンク堂書店・honto (池袋本店&大阪本店) 店舗販売あり
・シカク (大阪・西九条) 店舗販売あり