(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場の増築工事は、稼働中の立体駐車場を上に6階分を建て増しする非常に珍しい立体駐車場の増築工事です。大阪ステーションシティ駐車場は、ノースゲートビルディングの開業とともに、駅から西側に数百メートル離れた位置に建設された立体駐車場で収容台数は約600台です。この駐車場が増築され高層階はオフィスになります。
すでに着工して工事が始まっています。詳しくは後ほど最新のレポート記事をUPします。
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) August 20, 2018
大阪ステーションシティ駐車場の増築が決定、既存建物に6階分を上乗せし高層階はオフィスに!|Re-urbanization -再都市化- https://t.co/N6LpNf1Mdt
【スペック】
名称:(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場
所在地:大阪市北区大深町19-10の一部、梅田三丁目141-1の一部
階数:地上13階
高さ:44.785m
構造:鉄骨造
杭・基礎 :
主用途:自動車車庫(駐車場)、事務所
総戸数:—–
敷地面積:7,121.21㎡
建築面積:(計画部分)2.55㎡、(既存部分)2,907.82㎡、(合計)2,910.37㎡
延床面積:(計画部分)15,790.79㎡、(既存部分)19,710.26㎡、(合計)35,501.05㎡
建築主:大阪ターミナルビル、JR西日本
設計者:ジェイアール西日本コンサルタンツ
施工者:未定
着工:2018年04月(予定)
竣工:2019年07月(予定)

建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。今回の増築計画は、既存建物に6階分を上に建て増しする計画で、(既存部分)19,710.26㎡、に(計画部分)15,790.79㎡を加え、合計で35,501.05㎡の規模になります。

現地の様子です。すでに工事が始まっており、全体が養生ネットに覆われています。工事は北側から大型のクローラークレーンを用いて行われています。

頂部付近の様子です。まずは北側の鉄骨から増築されている様です。

こちらは、着工前の高層階の様子です。完成当初から、この工事途中の様な外観が不思議でなりませんでしたが、まさが上に増築する計画があったとは!本当に驚きですね。ちなみに建築計画のお知らせに掲載されている竣工時期は、梅田3丁目計画(大阪中央郵便局跡の再開発)が始動する時期とタイミングが概ね合致するので、解体撤去されるアクティ西ビル(大阪ステーションシティ西梅田駐車場)分約250台の駐車スペースを確保しする意味もあると推測されます。

西側から見た様子です。すでに建物のボリュームがアップして来ている事が分かります。

この現場では巨大なクローラクレーンを間近で拝む事が出来ます。

順調に工事が進む、大阪ステーションシティ駐車場の増築工事。この案件は単体で珍しい立体駐車場の増築工事である事、さらに中央郵便局跡の再開発計画「梅田三丁目計画」ともリンクしているので非常に注目度の高い工事現場と言えます。


