ホテルプラザは、 大阪市北区大淀に あったシティホテルで、朝日放送旧社屋・大阪タワーの南側に立地する、地上23階、地下１階、部屋数 548室の大規模なホテルで、1999年3月31日に閉業しました。 ホテルプラザの閉館後は、下層階にIDC大塚家具・梅田ショールームが入居していましたが、梅田ショールームを大阪南港ショールームへ統合するために 2010年12月31日限りで閉店し、ビルの解体工事が行われています。
旧ホテルプラザは、最新の超高層建物解体工法「竹中HAT DOWN工法」を用いて解体工事が進められています。竹中HAT DOWN工法は、 音やホコリを外に出さないように配慮した「移動式解体工場（ハット）」をビルの最頂部に設置し、ビルを上部から解体し各階の解体とともに順次ダウンさせて いく環境配慮型の最新の超高層建物解体工法です。
前回の撮影が3月だったので、約3ヶ月振りの取材でしたが、旧ホテルプラザがメチャクチャ低くなっていてビックリしました。ビルの頂上に設置されたHAT（移動式解体工場）が解体されており、ハットダウンによる解体は終了した様です。
【画像出典元】→医誠会病院 新病院建設プロジェクト
読者の福島区民さん、から頂いた情報によると、ホロニクスグループの医療法人「医誠会」が、ABCセンター跡（朝日放送跡・ホテルプラザ跡）の再開発を計画しているそうで、医誠会国際病院、医療モール、i-Mall Wellness、 IMWプロジェクトから成る、最先端のメディカルコンプレックス施設が建設される予定です。
再開発計画の概要は、広さ14,252m2の敷地に、高さ74.3m、14階搭屋の医療棟(仮称:医誠会国際病院)と、高さ125.5m、28階搭屋の事業棟(Wellness Tower)(フィットネス・ホテル・シニアホーム・ 漢方健食プラザ・薬膳レストラン・各種レストラン・健康カフェ・エステサロン・ヘアーサロン・他) となっており、2015年春季の竣工を目指しています。
この計画については、随分前から複数の読者の方からメールで情報を頂いていました。情報をお寄せ頂き、ありがとうございました。事前情報では、超高層棟の高さは144mとの事でしたが、公式HPによると、高さ125.5ｍ（軒高か最高高さかは不明）となっていました。
【公式HP】
→医誠会病院 新病院建設プロジェクト
解体工事が終盤に差し掛かってきた旧ホテルプラザ解体工事。跡地に計画されているメディカルコンプレックス施設も、ありきたりなタワーマンションとは違った、中々斬新な計画で良いのでは無いでしょうか。計画が具体的に動き出すのが楽しみになってきました。
【おまけ】
朝日放送が所有する音楽ホール「ザ・シンフォニーホール」が、専門学校を経営する「滋慶学園グループ」の関連会社「滋慶」に約６億円で売却された、とのニュースが流れました。滋慶は「ホールの名称をはじめ、歴史や伝統を尊重しながら、安定的な運営に努力する」とコメントしているそうです。ザ・シンフォニーホールがある、ABCセンターの中核を占めていた朝日放送はほたるまちの新社屋に移転済み、ホテルプラザは閉館済みで、ザ・シンフォニーホールだけが取り残された状態だったので、なんらかの動きがあるとは予想していました。。
ザ・シンフォニーホールは、日本初のクラシック専用ホールとして昭和５７年に開業。「残響２秒」を実現し、カラヤンら世界の指揮者からも絶賛されてきた、日本のクラシックの殿堂です。譲渡後もホールを大切に使って欲しいと思いました。
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ザ・シンフォニーホールは大切にしてほしいです。
あそこの音響は素晴らしいです。
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いつもありがとうございます。
プラザ跡なかなか良い施設ができますね。医療ツーリズム施設については南海が新南海会館で設置を表明していましたが、それより先行して実現することになりました。りんくうタウンでも計画されていますので、この分野で大阪、関西は突出してほしいものです。
都市圏の盛衰もオフィス、ホテル、マンションだけでなく、文化施設、医療、教育、大型レジャー・リゾート施設が加わった。
そういう意味で梅田東小学校跡地の教育施設にも期待大です。