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【2021年度開館予定】(仮称)大阪新美術館の状況 18.08


大阪市は、2021(平成33)年度中の開館をめざす(仮称)大阪新美術館について、公募型設計競技を実施し、2017年02月09日に最優秀案及び次点案を決定したと発表しました。 最優秀案の提案者は遠藤克彦建築研究所、次点は日建設計 大阪オフィス。

最優秀案は、シンプルで存在感のある外観や、黒い直方体を切り欠くように立体的に配置され自然光が降り注ぐデザイン性の高いパッサージュ空間が、新しい美術館の独自性につながるとともに、建物周囲に巡らされたデッキや、道路に面して配置されたカフェ・レストランが、まちの回遊性や賑わいの向上に貢献するとして高く評価されました。

【出典元】
大阪市HP>「(仮称)大阪新美術館」の公募型設計競技において最優秀案を決定しました

・株式会社 遠藤克彦建築研究所>設計提案書(PDF)
・株式会社 日建設計 大阪オフィス>設計提案書(PDF)
 

 

 


今回大阪市は、大阪の魅力を世界に発信する「新しい美術館」の正式名称を募集すると発表しました。受付期間は、2018年620日(水曜日)から727日(金曜日)までで、10月頃に大阪市ホームページ等で結果が発表されます。

 

 

新しい美術館は5,600点にも及ぶ貴重な美術品を所蔵しており、歴史的にも文化的にも豊かな蓄積をもつ中之島を拠点として、大阪の文化の振興や都市魅力の向上に貢献することをめざしています。このたび、この新しい美術館について、正式名称を公募することとしました。名称の公募にあたっては、大阪市役所本庁舎1階正面玄関ホールにおいて、新しい美術館の建築やコレクションに関するパネル展示を開催します。多くの人から将来にわたって愛される、新しい美術館にふさわしい名称について、みなさまからのご提案をお待ちしています。

【出典元】→大阪の魅力を世界に発信する「新しい美術館」の正式名称を募集します

 

 

 

 

 

 


 

5層の建物ボリュームは約60m角のコンパクトな直方体。敷地中央に配置され、周辺には広いオープンスペースが設けられた、周辺からの圧迫感がない配置計画となっています。オープンスペースは公園の様な「アートデッキ」が作られ、周辺の高低差や人の流れを統合し、敷地の全方位と接続。デッキ上では様々なイベントや屋外展示を行う事が可能となっています。デッキ上は緑化が行われ、都市のオアシス空間として整備されます。

 

 

 

 



新美術館は、鉄構造/場所打ち杭、基礎免震を基本とし、柱のない「ワンルーム」の展示室を1~5階まで複雑に連続するパッサージュ(展示ホール)の吹き抜け空間が設けられます。パッサージュは空間的に大阪新美術館のスパイン(背骨)になるだけでなく、構造的にもスパインとして機能します。上部躯体をシンプルで軽快な鉄構造とする事で、杭や基礎への負担も少なくなり、コスト/工期的にも有利な構造計画としています。

 

 

 

 


現地の様子です。敷地の中央部でなにやら作業が行われています。

 

 

 

 

 

 


埋蔵文化財の発掘調査が行われていました。

 

 

 

 

 

 


敷地南西側から計画地を見た様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 


敷地北側絡見た様子です。

 

 

 

 

 

 

 



 

ようやく動き出した(仮称)大阪新美術館。この新しい美術館の正式名称は来月10月頃に大阪市から発表されます。

5 COMMENTS

アリー my dear

https://www.constnews.com/?p=57851

【官庁】大阪・中之島の新美術館が30年の時を経て18年度末にも着工/アートをテーマにしたプラットフォームづくり目指す/運営はコンセッション方式PFIを採用

ぽり

至るところ、コミックトレジャーに向かうであろう人たちから逃れるため、新美術館の所蔵作品を某所の特別展示最終日に鑑賞して来ました。

アリー my dear

この発掘調査が済んだら、まもなく工事も始まることでしょうね。この新美術館は本当に期待しているので、首を長くして待っています(^o^ゞ

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