フェスティバルシティ開業特集の最後となる4回目の今回は、中之島フェスティバルタワー・ウエスト棟に入居する大型テナントをご紹介して行きます。中之島フェスティバルタワー・ウエストの高層階に入居する高級ホテル「コンラッド大阪」、4階に入居する中之島香雪美術館、1階に入居するキャノンデジタルハウス大阪の3施設です。

キャノンデジタルハウス大阪は、現在西梅田の梅田ダイビル地下1階にある「キャノンデジタルハウス梅田」が名称変更の上、中之島フェスティバルタワー1階に移転オープンします。キャノンデジタルハウスは、カメラやプリンターなどキヤノンの最新のパーソナル製品の展示はもちろん、使い方や楽しみ方をご紹介するさまざまな無料ワークショップ・イベントを開催しているキャノンのショールーム。今回、梅田から中之島に移転する事になりました。

キャノンデジタルハウス梅田は、カメラのメンテナンスなどで結構な混雑する施設だったので、今回の移転はキャノン製デジタルカメラユーザーにとっては結構大きなトピックスと言えそうです。新しい「キャノンデジタルハウス大阪」は2017年5月29日にオープンします。

西日本初進出となるラグジュアリーホテル「コンラッド大阪」のエントランス付近の様子です。中之島フェスティバルタワー・ウエストの最高層階(33階~40階)に入居するコンラッド大阪の開業日は2017年06月09日。コンセプトは「Your Address in the Sky -雲をつきぬけて-」。客室は、スタンダードタイプのデラックスルームでも50㎡以上の広さがあり、総客室数は164室です。

コンラッド・ホテルはヒルトングループの最高級ブランドの一つで、世界各地で20以上のホテルを展開しています。日本国内では森トラストの子会社が運営する「コンラッド東京」が、東京都港区東新橋1丁目の汐留地区に2005年に開業、大阪への進出は日本で2カ所目、西日本初の出店となります。ヒルトン・ホテルズ&リゾート(Hilton Hotels & Resorts)は、世界90ヶ国以上に約4,000軒、65万室を展開する巨大ホテルチェーンです。ヒルトングループの最上級ブランドはウォルドルフ=アストリア、コンラッドホテルはそれに次ぐレードのホテルとなります。
【ヒルトン・ホテルズ&リゾート(Hilton Hotels & Resorts)】
• ウォルドルフ=アストリア
• コンラッド・ホテル
• ダブルツリー、ダブルツリー・ゲスト・スイーツ、ダブルツリー・クラブ・ホテル
• エンバシー・スイーツ・ホテル
• ハンプトン・イン、ハンプトン・イン&スイーツ
• ヒルトン・ホテル
• ヒルトン・ガーデン・イン
• ヒルトン・グランド・バケーション
• ホームウッド・スイーツ・バイ・ヒルトン
• ホーム・ツー

中之島フェスティバルタワーウエストの4階には、中之島香雪美術館が入居します。オープンは少し先の2018年春を予定。香雪美術館は、朝日新聞社の創業者・村山龍平が蒐集した兵庫県神戸市にある仏教美術、書跡、近世絵画から茶道具、漆工芸、武具に至るまで日本、東洋の古美術コレクションなどを収藏する美術館で中之島香雪美術館は、公益財団法人香雪美術館の二館目の美術館となります。
ビジネス・文化施設が集積し、交通アクセスにも恵まれる中之島に開館することで、日本の文化財を守り、伝えようとした村山龍平の想いを、より多くの人に届けていくとともに、大阪市の進める「中之島ミュージアムアイランド構想」ともあわせて、中之島の活性化にも貢献するとしています。


