北ヤード 10.03


大阪駅北地区先行開発区域プロジェクト、通称「北ヤード」は、大阪駅北側の梅田貨物駅付近のコンテナヤード約24haに対する再開発計画で、先行開発地域約7haが本日着工されます。

【過去記事】
→北ヤードのイメージパース 09.08
→北ヤードのイメージパース
→北ヤード1期 全景
■追跡取材リスト



        

現地に掲示されている「建築計画のお知らせ」に掲載されている立面図です。今回着工される先行開発地域、約7haの落札価格は約3400億円、建設される4棟の超高層ビルの延床面積は約56万?と想像を絶する規模。三菱地所やオリックス不動産などの企業グループが開発を行う、日本最大級の市街地再開発計画となります。

【スペック】
□Aブロック(図面左)
階数:地上38階、塔屋1階、地下3階
高さ:179.5m  
敷地面積:10,571.09?  
建築面積:8,563.67?  
延床面積:187,933.43?


□Bブロック南(図面真ん中左)
階数:地上38階、塔屋2階、地下3階
高さ:最高部175.3m
用途:オフィス・商業・ナレッジ・キャピタル  

□Bブロック北(図面真ん中右)
階数:地上33階、地下3階
高さ:154m
用途:オフィス・ホテル・商業・ナレッジキャピタル 
敷地面積:22,680.05?  
建築面積:15,597.79?  
延床面積:294,775.31?
※Bブロック全体


□Cブロック(図面右)
階数:地上48階、地下1階  
高さ:174.2m
戸数:520戸  
敷地面積:4,665.63?  
建築面積:3,199.90?  
延床面積:73,907.02?
用途:共同住宅


        

こんな感じでクレーンが配置されます。クレーン総数は17基。壮観な眺めになりそうです。
※図面は読者の方から送って頂きました。





        

建築計画のお知らせに記載されていた配置図です。





        

クレーンの配置図です。





        

北ヤード先行地区の工程表です。地上鉄骨工事は2011年1月末頃からの予定。4棟の超高層ビルが姿を現し始めるのは来年になります。





        

世界で初めて先物取引を行い、戦前は東洋のマンチェスターとして隆盛を極め、戦後も新しいビジネスを次々に「創造」してきた日本を代表する先進都市大阪。この北ヤードプロジェクトを皮切りに、これから激しさを増す東アジアの地域間競争を勝ち抜き、西日本の「ローカル都市」から、世界に開かれ、世界中から人、物、金を引きつける「グローバルシティ」に脱皮し、日本経済を強力に牽引して行く事を期待したい、と思います。