シャープグリーンフロント 堺


シャープグリーンフロント堺は同工場は、堺市堺区匠町1番地に建設された巨大な新工場群で敷地面積は約127万?です。写真はシャープグリーンフロント堺の正面玄関です。路線バスが乗り入れる工場前のロータリーから撮影しました。

■追跡取材リスト



        

シャープグリーンフロントの液晶パネル工場は「2,880mm×3,130mm」の第10世代マザーガラスで生産する世界初の生産拠点です。第10世代では1枚のマザーガラスから65型で6枚、57型で8枚、42型で15 枚、40型で18枚のパネルを切り出すことが可能で、大画面の液晶テレビ生産で効率化を発揮します。稼動当初は月産3万6,000枚でスタート。フル稼働時には月産能力は7万2,000枚となります。






        

シャープグリーンフロント 堺にはマザーガラス生産の「米コーニング社」や、カラーフィルターの「大日本印刷」、「凸版印刷」なども同工場敷地内に生産拠点を置き「21世紀型コンビナート」を形成しています。進出企業の総投資額は1兆円です。





        

【スペック】
名称:シャープグリーンフロント 堺
階数:地上4階(一部5階)
敷地面積:127万m2
延床面積 590,755m2
生産能力:72,000枚/月(稼動当初は36,000枚/月)
マザーガラスサイズ:2,880mm×3,130mm(第10世代)





        

さらに3月29日には、グリーンフロント堺の敷地内に建設されていた薄膜太陽電池工場が稼働を始めました。

【太陽電池工場】
・生産能力:160MW/ 年(第一次展開)
・生産品目:薄膜シリコン太陽電池
・ガラス基板サイズ:1,000mm×1,400mm


稼働を始めたシャープグリーンフロント 堺。日本のお家芸だったハイテク技術は周辺諸国の追い上げが激しく危機に瀕しています。シャープには、この最先端工場群をフル活用し、世界の競合他社との生存競争に打ち勝って欲しい。そう心から思いました。




        


【おまけ】
グリーンフロント堺からWTCコスモタワーが見えました。
        

南港発電所は巨大な要塞のようでした。煙突の高さは200mもあります。