黄昏OBP
黄昏時のOBPです。よく晴れた日の夕方は特にキレイです。京阪沿線取材の帰りに思いつきで撮ってみました。
「公園の中のまちづくり」をコンセプトに開発されたOBPは「スーパーブロック」と呼ばれる大規模な街割により1ブロックが約1haと大変ゆとりのある建物配置になっています。また、独自の建築協定により街区と道路が接する部分はすべて緑地帯になっていて街に潤いを与えています。さらにビルの外観や色調は日建設計がプロデューサを勤めました。これらによりOBPは日本では稀な美しい景観を形成しています。
大阪東京海上日動ビルディング。地上27階、地下3階、高さ118.3 m、延床面積約68,800?で1990年11月完成。ビル全体を格子状に覆うように露出させた構造は、ビル風を起こさせない工夫だそうです。またライトアップされたその外観は「巨大な行灯」にも見えます。OBPの高層ビルは、どれも気に入っていますが特にこのビルは地味にカッコいいと思います。
TWIN21とIMP。TWIN21が出来た時はまだ子供でしたが「ああ、これが未来なんだ!」と本当に感激しました。時は流れTwinの足下に植栽された木々は森の様に成長しました。また、OBPの開発を先導したPanasonicのヘッドオフィスが未だに大阪にある事は心強い限りです。
最後は全体です。OBPは完成状態で開発余地が無いと思われがちですが、富士通システムラボラトリの隣の敷地と、IMPの隣の2ブロックが未開発となっています。特に富士通の隣の敷地にOBPキャッスルタワーと同規模の150mクラスのビルが出来るのでは?と昔から想像していますが未だに叶わないままです。でもOBPは今も変わらず魅力的で輝いていました。景気が回復して未着工の「2つのブロック」が埋まる事を期待したいと思います。
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