前々から【再開発の卵】として追跡取材を行っていた、古河大阪ビル跡地ですが、ついに建築計画のお知らせが掲示されました!
新ビルは、地上40階建て、高さ161.85m、延べ床面積75102.00㎡の規模で、分譲マンションとホテルで構成された複合開発となります。建築主は三井不動産レジデンシャル、設計者は清水建設、施工者は未定。2022年10月下旬に着工し、2026年8月末に竣工する予定です。
新ビルの外観はオーガニックな印象を与える凝ったデザインとなっており、棟屋のティアラがランドマーク性の高い外観を形成しています。入居するホテルブランドは未定ですが、三井系の『ホテル ザ セレスティン大阪』や『ホテル・ザ・三井大阪』 、『アマネム大阪』などが出来てくれたらなぁ・・という妄想が広がりました(笑)
※沢山の読者様からメール、SNSなどで情報を頂きました、ありがとうございました!!
これまでの経緯

古河大阪ビルは、堂島浜2丁目にあるオフィスビルで、地上9階 ての本館と7階建ての2棟で構成されています。本館は1965年、西館は1973年に竣工しました。本館は竣工から54年、西館も46年が経過しており老朽化が進んでいましたが、2019年12月にテナント退去が終わり、その後ビルは閉鎖されました。
【過去記事】
→閉鎖された古河大阪ビル本館・西館の状況 20.03
→古河大阪ビル本館・西館が閉鎖。三井不動産レジデンシャルが再開発を計画か?
→古河大阪ビル本館・西館のテナントの退去が進む。建替え計画が進行中?

現地に掲示されていた「労災保険関係成立票」です。工事名は「河大阪ビル解体工事」で発注者は古河機械金属、施工は清水建設です。事業期間は2020年3月1日~2021年3月31日の予定です。
計画概要

計画名称 | (仮称)大阪北区堂島浜2丁目計画 |
所在地 | 大阪市北区堂島浜2丁目4番1外 |
交通 | 大阪メトロ四つ橋線 肥後橋駅、京阪中之島線 渡辺橋駅 |
階数 | 地上40階、地下1階 |
高さ | 161.85m |
構造 | RC造、一部S造 |
杭・基礎 | |
主用途 | 共同分譲住宅(514戸)、ホテル、事務所 |
客室数 | |
敷地面積 | 5,755.23㎡ |
建築面積 | 3,250.00㎡ |
延床面積 | 75,102.00㎡ |
容積対象面積 | 53,500.00㎡ |
建築主 | 三井不動産レジデンシャル |
設計者 | 清水建設 |
施工者 | 未定 |
着工 | 2022年10月下旬(予定) |
竣工 | 2026年08月31日(予定) |
備考 | 古河大阪ビルの建替え再開発計画、旧ビルは、地上9階 ての本館と7階建ての2棟で構成されていたが、本館は1965年、西館は1973年竣工で老朽化が進み、2019年12月にテナント退去が終わり、その後ビルは閉鎖、解体された。新ビルは低層部がマンション、高層部がホテルの複合ビルとなる。 |
立面図・配置図

建築計画のお知らせに掲載されている立面図です。

同じく配置図です。
2022年7月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2022年5月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

南側から見た様子です。本体工事の着工は10月の予定ですが、既に多数の重機が可動していました。

南東側から見た様子です。奥に見えるのはBrillia Tower 堂島で位置関係はこんな感じです。以外に距離がありますね。

西側から見た様子です。取材時にはオールケーシング工法で地中障害物撤去工事が行われていました。

最後はアロフト大阪堂島から見た現地の様子です。
2022年5月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2022年3月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

仮囲いの外から見た内部の様子です。旧ビルの解体工事が完了し、完全に更地になっています。

南西側から見た様子です。東西方向に細長い敷地です。

サントリー本社が見えています。

最後は南東側から見た様子です。奥に見えているのは、Brillia Tower 堂島とフォーシーズンズが入居する『ONE DOJIMA PROJECT』です。(仮称)大阪北区堂島浜2丁目計画 に入居するホテルブランドは未定ですが、立地条件に相応しいハイグレードなホテルを期待したいと思いました。
分譲マンションとホテルの複合ですか。。
分譲マンションて、50年後はどうなるんでしょうね。その頃には建替えスキーム確立してるかな?
興味深い。
メーンの建物は共同住宅・ホテルの40階建てで、その南側に道路を挟んで2階建ての「事務所その他」の建物ですか。 なんのためでしょうか?
北側は斜線だけで、南側のように「計画建物」となっていないので、二期工事ということでしょうか?
なぞが多いです。
まあ、とにかくこれで堂島地区が摩天楼化していくことになりますね。
取り残されるサントリー本社ビルはどうなるのでしょう?
数日前、L字の擁壁を搬入していました。隣接建物の際に穴も掘ってるようだったので、
そこに埋めるのかもしれませんが、にしても今後の動きがホント分からないですね……
あと、ここの西館側で重機が大量のレンガの塊を砕いてました。
地中から出たものなんでしょうかね?
堂島2丁目計画のような、高さとデザイン性に優れた計画を発表してほしいですね。
外から見る限りではあまり変化がないように思うのですが、内装の撤去に時間を要しているみたいですね。
私もロングさんと同様、跡地再開発の概要が発表される日を心待ちにしています。
各地で再開発のために旧ビルの解体が進行中ですが、ここもそうですね。
早く再開発の概要とお知らせをみたいところです。
西館竣工時は、大阪の緑が少なく、建物ではなく、緑化とセットバックの歩行空間のみ特集が記載されていました。
建て替え後も話題になるようなビルでありますように。