筆者が立面図を元にAIで作成した完成イメージ。公式画像ではありません!
大阪市中央区南船場3丁目の旧東急ハンズ心斎橋店跡地で計画されている超高層タワーマンションについて、現地に「建築計画のお知らせ」が掲示され、新ビルの詳細が明らかになりました。当ブログでは、2026年10月9日の速報記事で、高さ約160m、総戸数138戸の高級タワーマンション計画を紹介しましたが、今回、10月17日の現地取材によって、開発事業者4社の全容、設計者、正確な建築規模、着工・竣工時期が判明。配置図と立面図も公開され、計画の具体像が明らかになりました。
地上40階・高さ160m、延床約3万㎡の建築計画が判明

現地掲示によると、計画名称は「(仮称)大阪市中央区南船場3丁目PJ」。鉄筋コンクリート造、地上40階、塔屋2階の超高層分譲マンションです。
(仮称)大阪市中央区南船場3丁目PJ 建築計画概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計画名称 | (仮称)大阪市中央区南船場3丁目PJ |
| 所在地(地名地番) | 大阪市中央区南船場3丁目6番6 |
| 主用途 | 共同住宅(分譲) |
| 階数 | 地上40階、塔屋2階 |
| 高さ | 160.00m |
| 構造 | 鉄筋コンクリート造 |
| 敷地面積 | 1,817.80㎡ |
| 建築面積 | 1,050.00㎡ |
| 延床面積 | 29,900.00㎡ |
| 容積率対象面積 | 18,943.00㎡ |
| 総戸数 | 138戸(報道情報) |
| 建築主 | 日鉄興和不動産、NTT都市開発、関電不動産開発、旭化成ホームズ |
| 設計者 | 浅井謙建築研究所 |
| 施工者 | 未定 |
| 着工予定 | 2027年5月上旬 |
| 竣工予定 | 2031年3月下旬 |
開発事業者4社の全容が判明!設計は浅井謙建築研究所
今回の掲示で注目されるのが、共同事業者4社の顔ぶれが明らかになったことです。先日の報道で名前が挙がっていた日鉄興和不動産、関電不動産開発に加え、NTT都市開発、旭化成ホームズの参画が確認されました。 いずれも都市開発や住宅事業で実績を持つ大手企業で、4社による共同開発となります。
設計は浅井謙建築研究所が担当します。各社の事業分担や販売ブランド、施工者については、今後の発表が待たれます。
立面図も公開!旧ビルの約2.1倍の延床面積に

「建築計画のお知らせ」には、建物の配置図と立面図も掲載されています。立面図を見ると、低層部の上に細長い超高層住宅部分が立ち上がり、中間階付近で外観の構成が切り替わる形状となっています。ただし、外壁の色彩や仕上げなどは不明で、完成予想パースは公開されていません。

旧東急ハンズ心斎橋店が入居していた「大阪心斎橋8953ビル」は、1999年竣工、地上10階・地下2階、延床面積14,014.86㎡の大型商業ビルでした。新ビルの延床面積は旧ビルの約2.13倍。敷地規模をほぼ変えずに高度利用を進め、商業施設から超高層住宅へと土地利用を大きく転換します。
商業の一等地から富裕層向け住宅へ、心斎橋の土地利用が変わる

筆者が立面図を元にAIで作成した完成イメージ。公式画像ではありません!
2019年に公表された旧ビルの売却資料では、商業・オフィス・ホテルなどの複合用途が最有効使用と評価されていました。しかし、実際に具体化したのは住宅主体の開発です。先日の読売新聞では、自動車用エレベーターの導入も報じられました。地上40階に対して総戸数を抑えた計画からも、一般的な大規模タワーマンションとは異なる高付加価値型の住宅開発を志向していることがうかがえます。
心斎橋は大阪を代表する商業集積地ですが、御堂筋や心斎橋筋商店街といった主要な商業動線から少し離れれば、求められる不動産の用途も変わります。商業地としての高いブランド力を、住宅としての資産価値に転換する開発と捉えることができそうです。
東急ハンズ閉店から約6年、再開発が具体化

筆者が立面図を元にAIで作成した完成イメージ。公式画像ではありません!
旧東急ハンズ心斎橋店は2020年9月に閉店。その後、2024年11月から旧ビルの解体工事が進められ、跡地はコインパーキングとして暫定利用されてきました。当初は外資系ラグジュアリーホテルを核とした複合開発も予想していましたが、明らかになったのは高さ160mの超高層分譲マンションでした。今後は施工者の決定、完成予想パースの公開、住戸構成や販売価格などが焦点となります。心斎橋の一等地に誕生する新たな超高層タワーが、都心の景観と住宅市場にどのような変化をもたらすのか注目されます。
出典・参考資料
- Re-urbanization:旧東急ハンズ心斎橋店跡地に高さ約160mの超高級タワマン計画!(2026年10月9日)
- 読売新聞オンライン:旧東急ハンズ心斎橋店跡地のタワーマンション計画(2026年10月9日)
- 日本リテールファンド投資法人:国内不動産信託受益権の譲渡に関するお知らせ【大阪心斎橋8953ビル】(2019年2月20日・PDF)
- ハンズ:東急ハンズ心斎橋店の移転先を決定(2020年9月16日)
2026年10月の様子

現地の様子です。「建築計画のお知らせ」が掲示されましたが、敷地は現在もコインパーキングとして暫定利用されています。

南西側から見た様子です。新ビルの主用途は「共同住宅(分譲)」となっているため、商業施設は入居しない可能性が高そうです。

西側から見た様子です。

最後は北西側から見た様子です。
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