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【続報】JR京都駅改良計画始動!新橋上駅舎を建設し改札口と南北自由通路を新設!烏丸口西側に利用客を分散、京都中央郵便局建替え計画への集客を図る



 

先日お伝えした、京都駅新橋上駅舎・自由通路の整備について、JR西日本と京都市からニュースリリースが出ました!

JR西日本と京都市は2023年12月27日付けのニュースリリースで、京都駅の南北自由通路の西側に、新橋上駅舎(新改札口・コンコース)及び、自由通路を 一体的に整備し、観光客の急増にともなう駅構内や南北自由通路での混雑の緩和を図る、と発表しました!日本郵便株式会社及び京都駅ビル開発株式会社が計画している共同開発ビルへの接続についても協議を進めているとの事です。

【出典元】
京都駅新橋上駅舎・自由通路の整備について ~西エリアへの玄関口・動線の一体整備による機能強化~

 

 


計画では、現:橋上駅舎の西口広場付近を約2600㎡増床し、新橋上駅舎を整備。改札口を新設するほか駅北側につながる幅6mの自由通路を設ける計画です。西口広場付近と嵯峨野線、JR京都線、琵琶湖・湖西線のホームを接続するエスカレーターを計4基、エレベーターを計3基を設置。新改札から延びる自由通路は、JR西が日本郵便と29年以降の開業を目指す複合ビルとの接続を検討します。京都市は、再開発ビルの1階に「新:バスターミナル」を設け、「現:バスターミナル」の混雑緩和にもつなげる方針を示しました。これにより、京都駅在来線の利用者の一部が新改札口を利用する目的を生み出し、新改札口および新自由通路への旅客分散を図る構想です。

事業費は約195億円で、うち84億円は国がまとめた「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ」に伴う補助金を見込み、JR西は駅舎部分を含めて83億円を投資、京都市は28億円分を負担する見通しです。2026年度に着工し、2031年の利用開始を目指します。

これまでの経緯


※上の図は筆者の予想であり確定した計画ではありません

JR西日本と京都市は、京都駅の機能強化と混雑緩和を目指して新改札と通路を新設します!

上の図は僕の予想で確定した計画ではありませんが、現在の橋上駅舎の西側線路上空に「新橋上駅舎」を建設する事になると思います。これに新改札口を設置し、東海道線や湖西線、山陰線の各ホームを結ぶ利用者導線を新設。さらに駅ビルを南北に貫く新たな自由自由通路を設置し、建替えられる「京都中央郵便局」跡の新ビルと接続します。

【出典元】
京都新聞>JR京都駅に新たな改札と通路新設へ 駅ビル開業以来の大規模改修

京都プロジェクト(仮称)京都中央郵便局建替え計画の状況 22.01【2029年度開業予定】





JR京都駅は訪日観光客の急増で混雑が常態化しており、西口改札付近の混雑が深刻な状況でした。JRと京都市は、新たな橋上駅舎と南北自由通路を新設する事で、烏丸口西側に利用客を分散させつつ、再開発が行われる「京都中央郵便局」への集客を図りつつ、駅西側に新たな賑わいを創出する構想です。

 


筆者撮影:新設された大阪駅西口

駅西側に新改札口を設置し、同時に再開発ビルと接続し、駅の混雑緩和と新たな賑わいを創出する、この手法は、現在進行系で開発が進む「大阪駅西口」+「JPタワー大阪」の組み合わせとソックリです。大阪駅は高架下に改札口を新設、京都駅は線路・ホーム上空に橋上駅舎を整備するなど、カタチ異なりますが。。

京都駅改良計画ですが、今後は、2024年度に事業着手し、2031年度に完成する予定で、総事業費:約200億円を見込んでいます。

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