
在りし日の旧新歌舞伎座。新しいビルの低層階はこの外観が再現される
建設ニュースが伝える所によると、冠婚葬祭大手のベルコが大阪・難波の旧新歌舞伎座跡地に建設するホテル・店舗ビル「(仮称)ベルコ難波ホテル新築工事」の概要が判明したそうです。新しいビルは地上19階建て、高さ85.85mの高層ビルとなります。設計には隈研吾建築都市設計事務所を登用、村野藤吾設計の旧新歌舞伎座のファサードを引き継ぐ。現在は解体工事中で、2016年6月に着工、19年7月中旬の完成を目指す計画です。
※アリー my dear さん、メールでも情報を頂きました。ありがとうございました!

解体工事中の旧新歌舞伎座跡。現在はほんとど姿を消している
最近、仕事関係でベルコ難波ホテル新築計画の名称を目にする事があり「ああ、水面下でプランニングが進んでるんだなぁ」と思っていましたが、まさか隈研吾氏が計画に参画し、旧ビルのファザードを保存した和風高層ホテルになろうとは、夢にも思いませんでした。まさにビックサプライズ!一体どんなビルになるのでしょうか!?
【隈研吾氏の作品例】
→富山キラリ(TOYAMAキラリ)~富山市立図書館 本館・富山市ガラス美術館~
→地方都市の中心市街地活性化策の成功事例として注目を集める「アオーレ長岡」が凄い!

古い歌舞伎座を再現した低層部に高層部を乗せた東京にある歌舞伎座タワー(GINZA KABUKIZA)
建設ニュースさんに掲載されいている立面図を見ると、塔屋付近にも瓦屋根をモチーフにしたデザインが見て取れる為、東京都中央区銀座にある、歌舞伎座タワー(GINZA KABUKIZA)に屋根を乗せた様なデザインになるかもしれませんね。ちなみに、この歌舞伎座タワーの設計三菱地所設計、隈研吾建築都市設計事務所が手がけています。大阪の新歌舞伎座の新ビルは、規模は全然小さいですが、非常にランドマーク性の高いビルになるかもしれませんね。年末にかけて嬉しいサプライズ・ニュースです!

