WHX Leaders Osaka・WHX Osaka 2026が同時開催!ライフサイエンス・ヘルスケア分野の国際イベント、大阪主導で国際会議と展示会を一体開催、万博後の成長産業育成へ



大阪・関西万博のレガシーを継承するライフサイエンス・ヘルスケア分野の国際イベント「WHX Leaders Osaka」と「WHX Osaka 2026」が、インテックス大阪で同時開催されます。

「WHX Leaders Osaka」は、2026年7月3日に初開催される招待制の国際会議です。大阪府・大阪市・インフォーマ マーケッツ ジャパンで構成する実行委員会が主催し、APAC、つまりアジア太平洋地域を中心とする国々の保健大臣、政府関係者、研究者、企業リーダーなどを招聘します。

一方の「WHX Osaka 2026」は、2026年7月2日から4日まで、インテックス大阪6号館A・Bで開催される国際展示会・カンファレンスです。国内外の医療・ヘルスケア関係者、医療機器メーカー、スタートアップ、研究機関、投資機関、行政機関、海外バイヤーなどが集まり、日本の先端医療技術やヘルスケアサービスを世界へ発信します。

今回のポイントは、単なる医療展示会ではないことです。大阪府・大阪市が主導的に関与し、国際会議と展示会を一体的に展開することで、万博後の成長産業育成につなげようとしています。

万博レガシーを理念で終わらせず、政策決定層、企業、研究機関、バイヤーが交差する場を大阪につくる。WHX Leaders Osaka・WHX Osaka 2026の同時開催は、ライフサイエンス・ヘルスケアを次世代の成長産業として育てるための、実務型の都市戦略といえます。

「WHX Leaders Osaka」と「WHX Osaka 2026」の違い

まず整理しておきたいのは、「WHX Leaders Osaka」と「WHX Osaka 2026」は、同じ会場で開かれるものの、役割が異なるという点です。

前者は、政策対話や国際連携を担う招待制の国際会議。後者は、技術展示、商談、ネットワーク形成を担う国際展示会・カンファレンスです。
項目 WHX Leaders Osaka WHX Osaka 2026
位置づけ 招待制の国際会議 国際展示会・カンファレンス
開催日 2026年7月3日 2026年7月2日〜4日
会場 インテックス大阪 国際会議ホール インテックス大阪 6号館A・B
主催 WHX Leaders Osaka実行委員会 WHX Osaka実行委員会
主な参加者 APAC地域の保健大臣、政府関係者、研究者、企業リーダーなど 医療機関、医療機器メーカー、ヘルスケア企業、スタートアップ、研究機関、投資機関、行政機関、海外バイヤーなど
主な内容 医療の公平性、持続可能性、先端技術、国際連携を議論 展示、カンファレンス、商談、万博レガシーゾーン、大阪パビリオン、VIPバイヤープログラム
役割 政策対話・国際連携 技術発信・商談・ネットワーク形成
展示会だけであれば、製品紹介や名刺交換で終わる可能性があります。しかし、国際会議を同時に開くことで、技術、制度、医療現場、海外展開、投資、都市政策を同じ場所で結びつけることができます。ここに、WHX Leaders Osaka・WHX Osaka 2026同時開催の意味があります。

WHXとは何か?



WHXは「World Health Expo」の略称です。医療機器、デジタルヘルス、ライフサイエンス、病院経営、ヘルスケアサービスなどを対象に、企業、医療機関、研究機関、行政、投資家、バイヤーが集まるBtoB型の国際展示会ブランドです。

大阪では、2025年6月に「Japan Health」として日本初開催されました。2026年からは「WHX Osaka」に名称を改め、2回目の開催となります。

名称変更は、姉妹展である世界最大級の医療・ヘルスケア展示会「Arab Health」が開催50周年を迎えたことを機に、世界の関連展示会名をWHX、つまりWorld Health Expoへ統一した流れを受けたものです。

つまりWHX Osaka 2026は、国内向けの医療展示会にとどまりません。日本の医療・ヘルスケア関連技術を海外の医療関係者やバイヤーに発信し、国際商談につなげるためのイベントです。

WHX Leaders Osakaの見どころ


国際会議場のイメージ。写真は京都国際会館

WHX Leaders Osakaは、ライフサイエンス・ヘルスケア分野の新たな国際サミットとして位置づけられています。大阪・関西万博の成果をレガシーとして継承・発展させ、「いのち」に関する世界的課題の解決に貢献するとともに、成長が見込まれるライフサイエンス・ヘルスケア産業の活性化につなげることが目的です。

登壇者には、インドネシア共和国のブディ・グナディ・サディキン保健大臣、岸田文雄元首相、渋谷健司氏、澤芳樹氏、鴨下一郎氏、PMDA理事長の藤原康弘氏らが予定されています。さらに、厚生労働省、PMDA、島津製作所、テルモ、シスメックスなど、政策・医療・産業をまたぐ関係者も名を連ねています。海外の保健大臣クラスや政府関係者、研究者、企業リーダーが集まることから、医療・ヘルスケア分野の実務VIPが集う国際会議といえます。

大阪にとって重要なのは、単に国際会議を開くのではなく、政策決定層や企業、研究機関を大阪に集め、次世代産業の育成につなげようとしている点に戦略性があります。

WHX Osaka 2026の見どころ



WHX Osaka 2026の大きな見どころは、万博レガシーを医療・ヘルスケア産業へ接続する展示です。

会場には、大阪・関西万博で出展された革新的な技術やソリューションを紹介する「万博レガシーゾーン」が設けられます。サイエンスは、万博で出展した「ミライ人間洗濯機」の実装版とされる「ミラブルアシストバス」を展示します。タカラベルモントは、自動洗髪機「aqua pod」を紹介し、美容とテクノロジーを医療・介護・ヘルスケア領域へ広げる提案を行います。

大阪パビリオンも注目です。大阪から44の企業が集まり、オーストラリア、韓国、台湾、中国、EUのパビリオン、地方自治体関連団体、公共団体なども出展します。

大阪府は、健康・医療関連産業を次世代のリーディング産業として確立することを目指し、産学官で国内外の企業・クラスターとのネットワーク構築や事業創出を進めています。大阪パビリオンは、その取り組みを展示会の場で可視化するものです。

さらに、海外9カ国から48名のVIPバイヤーを招聘するプログラムも予定されています。アジア・オセアニアを中心に、医療関連企業のCEOや購買担当者などを招き、出展企業とのマッチメイキングや商談機会の創出を図ります。

参加者は何を得られるのか



医療機関や医療従事者にとっては、医療機器、デジタルヘルス、予防医療、介護・リハビリ、ヘルスケアITなどの最新動向を一度に把握できる場になります。万博で提示された未来医療のアイデアが、どこまで実装段階に進んでいるのかを確認できる点も大きな意味があります。

企業やスタートアップにとっては、海外展開の足がかりになります。VIPバイヤープログラムでは、購買決定権を持つ医療分野のリーダー、ディーラー、流通業者と直接交流できる機会が設けられます。

大阪・関西の企業にとっては、国内外の医療関係者やバイヤーに自社技術を見せる機会になります。大阪パビリオンでは、アカデミア、スタートアップ、中小企業などが、ライフサイエンス・医療分野の研究、技術、事業化の取り組みを紹介します。

つまりWHX Leaders Osaka・WHX Osaka 2026は、来場者にとっては最新動向を知る場であり、企業にとっては商談の場であり、大阪にとっては次世代産業の成長基盤をつくる場でもあります。

大阪に定着すれば、万博後の成長装置に



大阪・関西万博の価値は、会場で多くの人を集めたことだけではありません。万博で可視化された未来医療、健康、介護、ウェルビーイング、デジタル技術を、会期後にどう産業化するかが問われています。

WHX Leaders Osaka・WHX Osaka 2026の同時開催は、その具体的な一手です。国際会議で政策決定層を集め、展示会で企業やバイヤーを集め、万博レガシーを商談、制度対話、都市ブランドへ移し替える。これは、大阪らしい実務型の成長戦略といえます。

現時点で、毎年恒例イベントとして恒久開催が決定したとまでは言い切れませんが、2025年にJapan Healthとして初開催され、2026年にWHX Osakaとして2回目の開催となるため、継続開催の流れは見えています。

大阪は、うめきた、中之島、健都、彩都、夢洲、インテックス大阪といった都市インフラを背景に、観光だけでなく、医療・ヘルスケア、ライフサイエンス、国際MICEを組み合わせた成長モデルを描こうとしています。

万博は終わっても、そこで生まれた技術や都市の物語を、次のビジネスへ変えていく。WHX Leaders Osaka・WHX Osaka 2026の同時開催は、大阪主導の万博レガシー型国際イベントとして、大阪に定着すれば、万博後の成長装置になり得る取り組みです。




出典

・大阪府「WHX Leaders Osaka」の開催について
・大阪市「WHX Leaders Osaka」の招聘者及びプログラムをお知らせします
・インフォーマ マーケッツ ジャパン「WHX Leaders Osaka」関連プレスリリース
・インフォーマ マーケッツ ジャパン「WHX Osaka 2026」関連プレスリリース
・JR西日本「WHX Osakaへの『カラダ測定ポッド』出展のお知らせ」

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