東京サンケイビルは、東京都千代田区大手前1丁目に建設された、地上31階、高さ146mの超高層ビルです。高層部は稼動する東側本館に跳ね出して建設されたため、凹型本館ネガ立体をダイナミックな架構で支える形態となっています。この形態が生み出す超高層の足元の隅間を縫って、低層部に文化ゾーン、メトロスクエア、公開空地が緩やかに連帯した立体広場で構成されています。メトロスクエアは南北ふたつのライトコートを形成し自然光と風を取込み、地下を感じさせない開放感を実現しています。
【スペック】
名称:東京サンケイビル
所在地:東京都千代田区大手前1丁目7番2号
階数:地上31階、塔屋2階、地下4階
高さ:146m
構造:S造、一部SRC造
杭・基礎 :SRC引き抜抵抗
主用途:事務所、ホール、店舗
敷地面積:6,262.42m2
建築面積:2,958㎡
延床面積:83,255.1m2
建築主:サンケイビル
設計者:三菱地所設計、竹中工務店
施工者:竹中工務店、北野建設JV
着工:1997年11月
竣工:2002年09月
正面から見た、東京サンケイビルの様子です。この低層部のくびれた非常にユニークな形状は、既存建物の一部を稼動させながら段階的に建替える再開発計画だった為で、その条件を逆に特徴として個性的な形態を生み出し、さらに地上・地下一体となった新らたな公共的な空間が形成されました。
北東側から見た、東京サンケイビルの様子です。このビル、現地に行くまでは「うーん、このデザインはどうなんかな?」という印象をもっていましたが、実物を見て一発で気に入りました。2003年度グッドデザイン賞受賞。
北西側から見た、東京サンケイビルの様子です。
最後は、南西側から見た、東京サンケイビルの様子です。
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竣工時は大手町・丸の内界隈で最高峰のビルディングでしたが、10年経ったら周りが完全に超高層化して埋れてしまいましたね。
とはいえデザインに特徴あるので私も好きなビルです。