丸の内永楽ビルディングは、東京都千代田区丸の内一丁目に建つ地上27階、高さ150.0m、延床面積139,684.30㎡のオフィスビルです。1フロアあたりのオフィス床面積は3000m2以上で1000坪に迫る巨大なビルで、地下2階~地上2階が店舗フロア、地上3階~27階がオフィスフロアとなっています。
【スペック】
名称:丸の内永楽ビルディング
所在地:東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
階数:地上27階、塔屋3階、地下4階
高さ:150.0m
構造:(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造 、一部鉄骨造
杭・基礎 :直接基礎
主用途:事務所、店舗
総戸数:—
敷地面積:8,033.94㎡
建築面積:6,361.61㎡
延床面積:139,684.30㎡
建築主:三菱地所、住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱東京UFJ銀行
設計者:三菱地所設計
施工者:清水建設
着工:2009年09月
竣工:2012年01月
低層部の様子です。通りに沿って丸の内地区を象徴する、高さ31mの低層部表情線が連続しています。また、高層部のファサードには各面に異なるフィンを設け日射を遮蔽し省エネルギー化を図っています。
丸の内永楽ビルディングは周囲に建つビルの未利用容積率を移転してビルの大型化が図られています。三菱UFJ信託銀行本店ビルは2003年に竣工しましたが、その後に基準容積率が1000%から1300%に変更された事に伴い変更後の容積率を使い切っていない状態になっていました。また、このプロジェクトと同時期に開発されたパレスホテルも未利用容積率が発生していました。この2つのビルの未利用容積率を「特例容積率適用地区制度」を活用する事で、これだけの規模のビルが建設可能になりました。
最後は北西側から見た、丸の内永楽ビルディングの様子です。