2009年にニューヨーク市で、使用されていない高架の貨物線を都市公園として再生させた「ハイライン」が話題になりましたが、ワシントンD.C.も、老朽化した橋のスペースを、歩行者が集まる公園として活用しようとしています。ワシントンD.C.の11th Street Bridge Park審査委員会は2014年10月中旬、同プロジェクトの設計者としてOMA社とOLIN社を選定、11番ストリート・ブリッジを高架公園に転用する事になりました。
11番ストリート・ブリッジパークでは、カフェや環境教育センターなどがつくられ、パフォーマンス・スペースでは、地元アーティストや、水を使うアーティストが交代でプログラムを行う計画です。
日本では、まだこういう感じの「打ち捨てられた高架道路」はあまり見かけませんが高度成長期に一気に建設されたインフラの老朽化が進むと、維持更新出来ない道路や橋が出てくる可能性は十分にあります。アメリカで進む「老朽化した公共インフラの公園化」は近い将来の日本でも行われているかもしれませんね。