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X + Livingが手がけた「重慶鐘書閣」は魔幻都市・重慶に現れた「魔幻ワールド」



鏡張りの天井とジグザクの階段によって「魔幻空間」が造られました。

上海を拠点とする建築デザイン会社「X+Living」が手がけた「重慶鐘書閣」は、重慶の商業施設「Zodi Plaza」の3階と4階に位置しています。不思議で立体的な階段、明るく光る鏡張りの天井などが特徴の「鐘書閣」は、連日多くの客でにぎわっています。「向上・発展」の理念に基づいて、「鐘書閣」の天井は鏡張りで、店内が明るくしているだけでなく、空間的にも2倍高く見え、SFチックで実用的な造りとなっています。

【出展元】
http://www.xl-muse.com/

 

 

 



店内の中央には二重の高さのホールがあり、壁に並ぶ背の高い本棚を横切るように階段が縦横に並んでいます。階段の幅の広い踏面は、来訪者が休んだり読書をしたりするための椅子としても機能しています。天井全体に並ぶ鏡のパネルは部屋のサイズを増幅し、階段の数を倍にしました。

 

 

 



「オブジェクトの重ね合わせと限られたスペースでのオブジェクトの表示方法はとても魅力的です」「そのため、私たちは空間にはしごを積み上げ、複雑な機能体に変形させました。」とスタジオは語りました。

 

 



この中央の空間は、重慶の川沿いの「魔幻空間」にそびえ立つビル群が作り出す、段差のある輪郭をイメージしています。特定のランドマークや史跡を視覚的に表現しようとするのではなく、「市民の心を和ませる」ような賑やかな都市の風景を表現することに重点を置いてデザインされました。

 

 

 


円錐形の本棚は高さを変えて設置されており、黒の強化ガラスで覆われた光沢のある床や鏡の天井に映っています。

 

 

 



「本棚は地面に反射して本のトンネルを形成し、それを辿って空間と知識の奥へと訪れる人を手招きしています。」「彼らはまた、このエリアに散りばめられたブースを作り、訪問者が友人と集まって楽しく読書をしたり、余暇を楽しむことができるようにしています。」とスタジオは説明しています。

 

 

 

 



ロビーに隣接した専用の閲覧室では、子供が自由に歩き回ることができます。店内は天然木の仕上げとは異なり、パステルピンクの色合いで仕上げられています。家や雲、とがった山などの形をした木の本棚が、重慶の田舎の郊外の風変わりな風景を表現しています。

 

 



「魔幻」的な雰囲気はあまり好きではないという人は、シンプルな木製のアーチ型の本棚がずっと先まで続いているスペースがおすすめです。そこは、シンプルな内装が施された落ち着いたムードが漂っており、複雑な構造も、高く積みあがる本も、過剰気味な飾りがありません。

 

 

 



「鐘書閣」のデザインは、山や川など自然豊かな重慶の景色にインスピレーションを得ており、そこに身を置くと、異次元の世界に来たような感覚に浸ることができます。店内には8万冊の書籍が並び、収容可能人数は500人以上となっています。

読書ホールや児童館、休憩エリアなどのエリアがあり、そのいずれにも地元の巴渝文化の要素が満載となっており、映画「インセプション」のようなSFの世界が広がっています。

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