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リーザソーホー(Leeza Soho)Zaha Hadid Architectsが設計した世界で最も高いアトリウムを備えた超高層ビル



中国の北京にある故ザハ・ハディッドが設計した45階建ての超高層ビル「リーザ・ソーホー」は、中心部がくねくねと曲がった世界で最も高いアトリウムを備えたビルで、巨大なアトリウムを囲むようにショップやオフィスが混在しています。

ザハ・ハディッドアーキテクトの創始者である故ザハ・ハディッド氏が生前に設計したこの超高層ビルは、豊台のビジネス街に位置しています。

 

 

Construction of Leeza SOHO reaches level 20



 

 

リーザ・ソーホーは、地上45階、地下4階建て、最高高さ207m、軒高199.99m、延べ床面積は172,800㎡で、アトリウムの高さは194.15mです。これはドバイのブルジュ・アル・アラブホテルを抜いて世界一の高さのアトリウムとなりました。

 

 

 

リーザ・ソーホーは、敷地を斜めに横切る新しい地下鉄のトンネルにまたがる構造の為、1つのボリュームが両側に分割されています。地下鉄トンネルによって生まれたこの斜めの軸は、タワーは上に向かうにつれて、アトリウムに45度ひねりを加えることで調整されています。これは、アトリウムの⾼層階を北京の都市の基礎となる歴史ある南北/東⻄の軸に向けるためめです。

 

 

 

 

 

外装は、⼆重断熱構造のユニットになったガラス製カーテンウォールシステムを採用しています。各フロアのガラスユニットには⾓度がついていて、換気の調節が可能です。必要に応じて隙間から外気を引き込めるようになっていて、各フロアで⾮常に効率的に環境の調節ができます。

 

 

 

リザソーホーはアトリウムの内部で4つのレベルで空中径路で接続されています。ビルの環境性能を高めるために、タワーは排気からの熱回収と高効率ポンプ、集水設備、グレーウォーターのフラッシング、太陽光発電パネルを備えた断熱グリーンルーフを備えています。

 

 

 

リーザ・ソーホーのアトリウムは、新しいビジネス街の公共広場として機能し、タワー内のすべてのスペースをつなぎ、そのねじれた彫刻のような形からさまざまな景色を提供します。

 

 

 

リーザソーホー(Leeza Soho)は、まるで宇宙戦艦ヤマトのガミラスの帝都バレラスに在りそうな超近代的な超高層ビルです。梅田スカイビルの空中庭園の下部の両側にガラスカーテンウォールと設置すれば、同じ様な超巨大アトリウムを作る事が出来そうですね。

中国の凄い所は、空想世界に出てきそうなビルを完成イメージで終わらせず、実際に建ててしまう事です。様々な問題点はあるにせよ、挑戦的なデザイン・構造のビルを建て続けられのは、効率一辺倒でなくても大丈夫な経済的ゆとり「マネーパワー」があるからこそです。

梅田スカイビルや明石海峡大橋を実現した頃の日本にはまだマネーパワーがありました。コンサバで効率一辺倒の巨大箱ビルが日本で量産される理由は、建築基準法や消防法などの法規制に加え、昔に比べてマネーパワーが弱っているからだと思います。

3 COMMENTS

文太

三刀流さん。そのとおりだと思います。
大手不動産のアセットマネジメントは(超大雑把にいうと土地に対する現在と将来の価値を勘案したプランで利潤を提案)で大きな土地を開発します。それは森ビルとかも同じです。もう一つ、その下にある三菱地所設計は半数以上は他のデベロッパーから依頼が多いとのことなので三菱地所に頼っているわけではありません。ですがいかんせん創造的設計力がない。今回、うめきたの開発を受注したのもアセットマネジメント「が」採用されたと私は思っています。未来的、創造的、独創的な計画とは到底思えません。あんな広大な敷地にあんな超つまらない計画だったら外国なら即却下です。公園を真ん中にして棒ビルを置いただけ?
あれは大阪のみならず日本全体の問題です。

文太

サイト主の世代と近いです。ガミラスなんてw
ホントにそう思います。そしてなんで日本にはガミラス&未来都市が来ないん?
俺建築設計関係ですが(構造ではないです)つまらない形は地震とか構造だけのせいではないですよ。いかにレンタブル比(総床面積に対する賃借可能面積)を上げることばかり考えてるからダイナミックなことできないんでしょ。もしかしてその先の税制?もうやめてほしい。どうせ容積率なんてデベロッパーの言いなりなんだから。
皇居の近くはやめてほしいけど、池袋とかにえ~~~~~~スゲーじゃん!!!!!!!っていうワクワクできるの作ってもいいじゃん!

三刀流

こんなビルこそ、うめきた二期に建ててほしかったです。民間提案の段階では、オリックスグループやダイワハウスグループなど近未来的なビルやユニークな公園構想がいくつもありました。しかし、結果は箱型ビルを並べただけの三菱地所の案に決まってしまいました。マネーパワーや法規制の問題だけではなく、冒険心のない無難な物を選択してしまうという、今の日本、大阪の姿があると思います。

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