新国立競技場を設計した事で、日本でも一躍有名になったザハ·ハディド氏ですが、今度はオーストラリアのゴールドコーストとブリスベンで、如何にも同氏らしい有機的なデザインのタワーをデザインしています。こちらのツインタワーは、クイーンズランド州の港の隣に建設される波状のツインタワーです。この2本のタワーはオーストラリアの人気観光スポット、シーワールドリゾートの再開発の一環で、370戸のマンションと69室のホテルスペースが一体になっているそうです。
http://www.dezeen.com/2014/09/05/zaha-hadid-toowong-development-brisbane-skyscrapers-trio/
AUS4.2億ドル開発の一部として、オーストラリアのブリスベンのウォーターフロントに3つの住宅タワーを設計しました。ザハ氏いわく、「デザインはタワーの接地面積を最小限に抑え、河岸にパブリックスペースを設けるために各構造を先細りさせ、新しい川沿いに活気に満ちた市民のスペースを作成した」と述べています。
オーストラリアで計画されてる、この有機的デザインの超高層ビル。袖を絞ったデザインは難易度が高そうですが、案外実現可能な気もします。海外では、この様な感じの斬新なデザインの超高層ビルが当たり前になりつつあり、ドンドン未来が現実になってきています。
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ザハは素晴らしき建築家ですが一方で「アンビルドの女王」と言われるほど、計画実施が極めて困難なコンペ案を出してきます。妄想的プロジェクトを打ち出すのは、容易です。建築は現実世界に姿を現してこそ、その本領を発揮するものです。建築は見せられるもであり、使われるものです。それら両方を兼ねそなえているものは、いかぞ保守的であれ、それが建築の本来の姿なのだと思います。
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ネットでいくつか見ましたが、どれも奇抜なものばかりですね。この超高層ビルもその例にもれず、といったところでしょうか…
「建物の高さではなく質で勝負」なんでしょうね。それを思うと、日本はまだまだ保守的なのかなぁと感じました。