山王パークタワーは、東京都千代田区永田町二丁目に建設された、地上44階、高さ194.45 m、延床面積219,216 m²の超高層ビルです。かつて東京を代表するホテルのひとつであった山王ホテルの跡地に建設されました。山王パークタワーは溜池側で道路を挟んで総理大臣官邸に隣接している為、官邸・総理大臣公邸側には極力窓を設置せず、尚且つ外が見えないようにするという配慮がなされています。
【スペック】
名称:山王パークタワー
所在地:東京都千代田区永田町二丁目11番1号
階数:地上44階、塔屋2階、地下4階
高さ:194.45 m(軒高183.5m)
構造:S造、一部SRC造
杭・基礎 :
主用途:事務所、店舗、駐車場
総戸数:
敷地面積:14,981 m²
建築面積:6,075 m²
延床面積:219,216 m²
建築主:三菱地所
設計者:三菱地所設計
施工者:清水建設、鹿島建設、大林組、東急建設JV
着工:1996年02月
竣工:2000年03月
真正面から見た山王パークタワーの様子です。このビルのメイン・テナントはNTTドコモで、高層階の27階〜44階全てと、8階・9階に入居しています。NTTドコモは東京都内にNTTドコモ代々木ビルやNTTドコモ品川ビルなど複数の自社ビルを所有していますが、本社機能は、2000年の本ビル開業に合わせ、虎ノ門ツインビルディングから移転してきました。
山王パークタワーの高層階は、元々はホテルとして利用することを考慮した設計となっており、27階には『スカイロビー』と呼ばれる吹き抜けを備えた広大な空間が設けられています。現在は北側半分をNTTドコモが、本社受付ロビーとして利用しているほか、南側半分はドコモ関係者以外の一般者も利用可能な「スカイレストラン」となっています。
日枝神社(写真左)と山王パークタワーの様子です。このビルは隣接する日枝神社の空中権を取得して、容積率の制限の緩和を受け建設されました。こうやって日枝神社の鳥居をビルを並べてみると、山王パークタワーの中段の反り返りにどことなく神社のテイストを感じる様な気がしました。
首相官邸側の様子です。この辺りは警備が厳しく、警察官だらけなので撮影するのは少し緊張しました。
高層部のアップです。山王パークタワーの高層部は元々ホテルの客室基準で設計され、途中に利用計画が変更された為、若干ですが階高が低くなっています。
最後は少し引き気味で見た、山王パークタワーの様子です。