奈良文化財研究所の現庁舎は、築約50年を経過し老朽劣化が著しく、また、貴重な資料・図書等の増加による狭隘化も深刻な状況にあり、調査研究に支障をきたしている状況です。さらに、耐震診断を実施した結果、本建物は倒壊等の危険性があると判定されています。これらの問題の解決を目的として、「本庁舎建替事業」が進められる事になりました。
【工事概要】
建 設 地 : 奈良市二条町(旧本庁舎跡地)
敷地面積 : 8,878.94 ㎡ ◇ 建築面積 : 2,812.45 ㎡
延床面積 : 11,677.36 ㎡ ◇ 規 模 : 地上4階,地下2階
構 造 : 鉄骨造,鉄骨鉄筋コンクリート造
最高高さ : 14.99m
着工: 2016 年5 月15 日から
竣工:2018 年(平成30 年)3 月31 日(予定)
※読者の方からメールで情報を頂きました、ありがとうございました!
【計画概念】
・建物施設の安全性能の確保と防災対策の強化を図る
・建物施設性能劣化(老朽化)による調査研究環境への 支障の抜本的改善を図る
・重要文化財等の貴重な収集資料、精密な研究機器、 30万冊に及ぶ研究用図書等の保管場所・環境確保を図る
・アジアを中心とした諸外国の研究機関との研究交流、 情報発信等を行う拠点としての機能充実を図る