NHK金沢放送局は、災害に強い放送維持の機能強化を目指すとともに、地域から信頼され、親しまれる放送局サービスを展開するため、放送会館の移転整備計画が進められ、2018年3月30日に竣工、放送機器整備・運用訓練を行い、10月9日(火)にオープンしました。
【過去記事】
→NHK新金沢放送会館移転整備計画の状況 16.05
【出典元】
→NHK新金沢放送会館 外観パースの公表について
→NHK新金沢放送会館の設計者選定について
→新金沢放送会館移転整備について
【計画概要】
名称:NHK金沢放送局
所在地:金沢市広岡3丁目
敷地面積:約4,000㎡
延床面積:約5,300㎡
建物高さ:22.9m(一部地上4階)
鉄塔高さ:70m(地上より)
構造形式:免震構造・鉄筋コンクリート造
竣工:2018年3月
新放送会館のコンセプト
(1) 緊急報道と防災・減災に役立つ情報発信への体制強化
災害や事件・事故発生時において地域の人々が必要とする情報を迅速・的確に放送する体制を整備するとともに、防災・減災のための情報発信を拡充し、地域の安全・安心に向けた機能を強化する。
(2) 石川県から全国、そして世界に向けての発信拠点とする
北陸新幹線の金沢開業に伴う交流人口の拡大により地域活性化への期待が高まる石川県の中心という地の利を生かし、県内各地を効率的に取材し、地域の魅力を全国から国際放送まで多様な情報発信を行う。
(3) 人々が訪れやすい、地域文化の交流拠点として整備する
金沢市の駅西地域は、新市街地として都市基盤の整備が進められており、新会館はこの地域の新たなシンボルとして、公開番組やイベントなどを通じて、県民や地域住民が気軽に立ち寄ることができる放送局とする。
(4) 放送機能強化の観点からいかなる災害時にも対応できる建物
免震構造の採用や電源設備の強化など災害に強い建物を実現するとともに太陽光発電設備など地球環境への配慮も追求。また、ユネスコ創造都市に認定された金沢市の景観にも配慮した建物とする。
現地の様子です。前回の撮影が2017年01月だったので約1年5ヶ月振りの取材です。
小ぶりですが綺麗な建物が完成しました。
最後はツツジの花と絡めた様子です。