ハピリン(Happiring )・シンフォニアタワーコート福井は、地上21階、地下2階、高さ91mの高層ビルで、福井県で最も高いビルとなります。延床面積約3.5万平米の再開発ビルには、5階に福井市がプラネタリウムなどの映像を投影するドームシアターが設けられる他、1~3階に観光関連施設、3~4階に能舞台を備えた多目的ホール、4階に総合ボランティアセンター1、2階は商業フロア、6~21階の高層部には総戸数88戸の分譲マンションが入居する計画です。再開発ビルの完成予定は2016年05月で総事業費は137億円です。
【過去記事】
→ハピリン(Happiring )シンフォニアタワーコート福井の建設状況 15.09
→福井駅西口中央地区第一種市街地再開発事業(シンフォニアタワーコート福井)の建設状況 14.05
→福井県で最も高い高層ビルとなる福井駅西口再開発ビルが着工!
【スペック】
名称:ハピリン(Happiring )・シンフォニアタワーコート福井
所在地:福井県福井市中央1丁目地係
階数:地上21階、塔屋2階、地下2階
高さ:91m
構造:地上S造、RC造(中間免震構造)、地下SRC造
杭・基礎 :ーーー
主用途:事務所、店舗
総戸数:88戸(住宅部分は7階~21階)
敷地面積:5,554.06m2
建築面積:4,614.00m2
延床面積:35,136.82m2
建築主:福井駅西口中央地区市街地再開発組合
設計者:アール・アイ・エー
施工者:竹中工務店
着工:2013年09月
竣工:2016年05月上旬(予定)
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現地の様子です。前回の撮影が2015年09月だったので約8ヶ月振りの取材です。福井県で最も高いビルとなった、ハピリン(Happiring )シンフォニアタワーコート福井は、2016年4月28日にグランドオープンを迎えました。
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ハピリンは地上21階、地下2階建てで、高さは福井県内で一番高い91m。総事業費約137億円です。1、2階は商業フロアで、飲食店を中心に20テナントが並び、県産品を販売する市観光物産館「福福館(ふくぶくかん)」も入居しています。3階は能楽堂を備えた多目的ホール「ハピリンホール」、4階が市総合ボランティアセンター、5階はドームシアターがある市自然史博物館分館「セーレンプラネット」となっています。また7階以上はマンションで、全88戸が完売しています。
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ハピリンの見せ場の1つがこの屋根付き広場「ハピテラス」。ハピテラスは延べ床面積約1千平方メートルで、3面を強化ガラスで覆った全天候型の広場です。
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ガラスカーテンウォールを多用した多目的広場は中々迫力があります。
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ガラスカーテンウォールのアップです。
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ハピテラス内部の様子です。取材時には警察音楽隊の演奏会が行われていました。
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ガラスカーテンウォールの透明度がメチャクチャ高くて、気持ちいいです。
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音楽隊の演奏の他にも、パトカー、白バイ、救急車、消防車にチビっ子が乗れるイベントが行われていました。ウチの子供も大喜びで全ての乗り物を制覇していました。
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こちらはハピテラス内部にある大型ビジョンの様子です。
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屋根のスリットからも自然光が取り込まれており採光性はバツグンです。
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撮影ポイントを変えて、低層部の様子です。
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このビルの正式名称はJR福井駅西口ビル、愛称はハピリン(Happiring )。この愛称は・・・
・福井の「福」は、「運の良いこと。幸運。幸い。しあわせ」
・福井の「井」は「井戸」でありその一般的なイメージは円、水を汲み上げる桶も円、汲み上げるための滑車も円、円つまりRing
・これからのにぎわいの中心と考えられる「駅前商店街―AOSSA―福井市内観光」を結ぶ線のイメージもまたRing。
これらの事から“Happy Ring”を掛けあわせて「Happiring」(ハピリン)と名付けられました。
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新しい県都の顔として誕生したハピリン(Happiring )。商業テナントは正直微妙なラインナップで、商業施設で集客する施設ではなく、駅チカの公共施設が低層部にはいったタワーマンションといった構成になっていました。とにかく福井駅周辺の変貌ぶりには驚くばかりです。高架化前の福井駅周辺を想像して駅を訪れると本当にビックリするとい思います。
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大分の「JRおおいたシティ」がありますけれど、こちらが高層階はホテルなのに対しここはマンションなのですね。
低層階部分も天井が高くて明るい!
実は私、福井で下車したことがないため以前の福井駅前がどんなものだったのか知らないのですが、それほどの大きな変化なんですか。これも将来の北陸新幹線延伸を見据えた事業だったのでしょうね。