NHK新金沢放送会館整備計画は、災害に強い放送維持の機能強化を目指すとともに、地域から信頼され、親しまれる放送局サービスを展開するため、現在の放送会館を金沢駅西口の広岡3丁目に新築移転を行う放送局の移転計画です。
【過去記事】
→NHK新金沢放送会館移転整備計画の状況 16.05
【出典元】
→NHK新金沢放送会館 外観パースの公表について
→NHK新金沢放送会館の設計者選定について
→新金沢放送会館移転整備について
【計画概要】
名称:NHK金沢放送局
所在地:金沢市広岡3丁目
敷地面積:約4,000㎡
延床面積:約5,300㎡
建物高さ:22.9m(一部地上4階)
鉄塔高さ:70m(地上より)
構造形式:免震構造・鉄筋コンクリート造
運用開始:平成29年度中を予定
現地の様子です。前回の取材が2016年05月だったので、約8ヶ月ぶりの撮影です。既に着工しており、本格的な工事が行われていました。新放送会館の計画地は金沢駅西口の50m道路沿いで、駅も近く、立地ばバツグンです。近くには北國銀行新本店ビルも竣工し、業務機能の集積が徐々に進んでいる印象です。
仮囲いの内部では大規模な掘削工事が行われています。新放送会館はBCPを重視した設計になっており、基礎工事は通常のビルよりも長期間行われると思います。
1.基本コンセプト
(1) 緊急報道と防災・減災に役立つ情報発信への体制強化
災害や事件・事故発生時において地域の人々が必要とする情報を迅速・的確に放送する体制を整備するとともに、防災・減災のための情報発信を拡充し、地域の安全・安心に向けた機能を強化する。
(2)石川県から全国、そして世界に向けての発信拠点とする
北陸新幹線の金沢開業に伴う交流人口の拡大により地域活性化への期待が高まる石川県の中心という地の利を生かし、県内各地を効率的に取材し、地域の魅力を全国から国際放送まで多様な情報発信を行う。
(3)人々が訪れやすい、地域文化の交流拠点として整備する
金沢市の駅西地域は、新市街地として都市基盤の整備が進められており、新会館はこの地域の新たなシンボルとして、公開番組やイベントなどを通じて、県民や地域住民が気軽に立ち寄ることができる放送局とする。
(4)放送機能強化の観点からいかなる災害時にも対応できる建物
免震構造の採用や電源設備の強化など災害に強い建物を実現するとともに太陽光発電設備など地球環境への配慮も追求する。また、ユネスコ創造都市に認定された金沢市の景観にも配慮した建物とする。
2.新会館の主要機能
• 免震構造を採用した建物とし、災害に強い放送会館とする。
• 放送センター機能をワンフロア化し、迅速・的確な緊急報道に対応できる体制を整備する。
• ハートプラザを1階に配置し、地域のみなさまが気軽に立ち寄ることのできる放送会館とする。 • 太陽光発電など自然エネルギーの活用や電力消費の少ないシステムを導入するなどして環境にやさしい会館を目指す。
建設工事が進むNHK新金沢放送会館移転整備計画。北陸新幹線の開業は金沢経済に予想を遥かに上回るインパクトを与えている様で、金沢駅周辺では中小規模のビルの建設ラッシュが続いています。また、駅のにぎわいは相当なもので、大都市圏の主要駅並みの人波に驚きました。金沢駅西口エリアにはまだまだ多くの開発余地が残されているので、今後さらに大化けする可能性を感じました。
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http://www.decn.co.jp/?p=81775
“石川県/国立近代美術工芸館で基本設計概要公表/明治期の文化財建築物活用”
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移転後の跡地はどうなるんですかね。武蔵・近江町市場と兼六園との間、という微妙な立地。マンション?でも近所にコンビニ、スーパー無いしね。
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金沢はその恩恵を最大限に享受できているようですね。この話はよく耳にしますし、大変結構なことだと思います。
観光地としても魅力的ですし、地域経済も堅実で北陸の主要都市の地位を確固たるものにしているなあと感心することしきりです(^-^)
以前にも記事にされていましたけれど、金沢駅前周辺の再開発が非常に活発で、正直なところちょっと驚きました。
もっともっと発展してほしいですね(^ω^)