(仮称)科研大阪ビルは、大阪市中央区伏見町3丁目に計画されているオフィスビルです。建築主は科研製薬、設計は山下設計、施工者は未定です。
建築主の科研製薬は、東京都文京区に本社を置く製薬会社で、1948年に財団法人「理化学研究所」を株式会社に改組して「株式会社科学研究所」として発足しました。医家向けの関節機能改善剤や動脈硬化症治療薬等を主力とし、飼料添加物や動物用医薬品、農業薬品も手がけています。2018年度の売上高は925億円、経常利益は248億円です。
【スペック】
計画名称:(仮称)科研大阪ビル
所在地:大阪市中央区伏見町3-36ほか
階数:地上9階、地下0階
高さ:37.36m
構造:鉄骨造
杭・基礎 :
主用途:事務所
敷地面積:488.31 ㎡
建築面積:413.59 ㎡
延床面積:3176.24 ㎡ ※容積対象面積:2,912.85㎡
建築主:科研製薬
設計者:山下設計
施工者:未定
着工:2020年05月(予定)
竣工:2021年03月(予定)
現地の様子です。現在は既存建物の解体工事が行われています。掲示されていた労働保険関係成立票によると解体工事は2019年11月1日〜2020年6月末までです。
(仮称)科研大阪ビルは小規模なオフィスビルですが、デザイン的に凝ったビルになりそうなので、これからも追跡取材して行きたいと思います。
資金捻出に手頃なので大阪の資産を売却して新ビルや工場資金にされて支店規模が地方より縮小している所をよく見かけますので、そのまま残ってもらえるだけ有難い。科研大阪ビルの設計担当の山下設計は横浜にある某情報ビルを設計。そのビルの外壁を仕上げを変えて構造もほぼ同じなのが日建設計のシュナイダーエレクトリックビル。規模は小さいですが期待します。こうなってくるとお隣の谷松屋戸田への立ち退き圧力がないか心配になります。NHK美の壺で主人の出演や、商品の提供などでお馴染みですね。日本都市部最古の蔵が失くなるのも困ります。藤田美術館の改修予算捻出でコレクションがクリスティーズで落札価格が300億だった件。谷松屋戸田が藤田美術館の代理人でした。素人がおいそれと行けるお店ではありませんが、谷松屋戸田セレクションとして美術館や百貨店で見るだけは出来ます。