東北地方NO.1百貨店、仙台「藤崎」の建替え計画が動き出します。百貨店の藤崎は本館周辺の地権者と連携し、組合施工による第1種市街地再開発事業として新しい本館を整備する方針を固めました。周辺にある複数の建物も一体的に建て替え、新たな商業・オフィス・ホテルなどを整備し、複合交流拠点を形成する計画です。1963年から使用している本館は老朽化し、新店舗建設が検討されていました。
日刊建設工業新聞 » 藤崎(仙台市青葉区)/本館建替に合わせ周辺地区一体再開発/事業協力者の公募開始 https://t.co/1Io9MeN4DM
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) July 8, 2020
所在地:〒980-8652 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目2−17
2020年3月30日に、藤崎本館の建替えに向けて地権者16人でつくる「一番町三丁目おおまち南地区再開発推進協議会」が発足しました。藤崎社長が会長を務めており、将来的に再開発組合を設立し第1種市街地再開発事業による藤崎本館や周辺建物の建て替えを目指しています。
計画地は仙台市青葉区一番町にある藤崎本館を含めた周辺。面積は約1.7ヘクタールで用途地域は商業地域、容積率800%、建ぺい率80%がそれぞれ上限に指定されています。現地には20棟程度の商業ビルなどがありますが、これらはすべて建て替えられます。
今後の大まかな流れですが、藤崎を中心とする同協議会として事業協力者の選定手続きをプロポーザルで実施。7月8日〜15日に募集要項を配布し、29日に応募登録書の提出を締め切り、8月20日まで提案書の提出を受け付け、9月に優先交渉権者を選定し、10月までに協定書を締結するスケジュールとなっています。
仙台市は老朽化したビルの建て替えを促す「都心再構築プロジェクト」を2019年7月に立ち上げました。容積率の緩和や補助金の増額など100億円規模の支援策を用意するなど、都心部の再開発を促しており、この制度が再開発を後押ししたと思われます藤崎本館の建て替えは仙台駅西口前にある旧さくら野百貨店の建て替えと並び、仙台都心部では最も注目される大規模再開発の一つになります。
“ 一番町三丁目おおまち南推進協/事業協力者に大成建設/藤崎含む大規模再開発始動 ” (建設通信新聞)
https://www.kensetsunews.com/archives/568339