大阪ステーションシティ駐車場の増築が決定しました。既存建物に6階分を上乗せし高層階はオフィスになります。稼働中の立体駐車場を上に建て増しするケースは非常に珍しいです。大阪ステーションシティ駐車台は、ノースゲートビルディングの開業とともに、駅から西側に数百メートル離れた位置に建設された立体駐車場で収容台数, 約600台です。ノースゲートビルディングから距離がある為、旧11番ホーム跡などを専用道路に仕立て、シャトルバスが運行されています。

【スペック】
名称:(仮称)大阪駅新北ビル別棟駐車場
所在地:大阪市北区大深町19-10の一部、梅田三丁目141-1の一部
階数:地上13階
高さ:44.785m
構造:鉄骨造
杭・基礎 :
主用途:自動車車庫(駐車場)、事務所
総戸数:—–
敷地面積:7,121.21㎡
建築面積:(計画部分)2.55㎡、(既存部分)2,910.37㎡、(合計)2,910.37㎡
延床面積:(計画部分)15,790.79㎡、(既存部分)19,710.26㎡、(合計)35,501.05㎡
建築主:大阪ターミナルビル、JR西日本
設計者:ジェイアール西日本コンサルタンツ
施工者:未定
着工:2018年04月(予定)
竣工:2019年07月(予定)

建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。今回の増築計画は、既存建物に6階分を上に建て増しする計画で、(既存部分)19,710.26㎡、に(計画部分)15,790.79㎡を加え、合計で35,501.05㎡の規模になります。

現在の大阪ステーションシティ駐車場の様子です。

高層階の様子です。完成当初から、この工事途中の様な外観が不思議でなりませんでしたが、まさが上に増築する計画があったとは!本当に驚きです。建築計画のお知らせに掲載されている竣工時期は、梅田3丁目計画(大阪中央郵便局跡の再開発)が始動する時期とタイミングが概ね合致するので、解体撤去されるアクティ西ビル(大阪ステーションシティ西梅田駐車場)分約250台の駐車スペースを確保しする意味もあると思います。

かなり前の写真ですが、梅田スカイビルから見た、大阪ステーションシティ駐車場の様子です。

増築計画が明らかになった大阪ステーションシティ駐車場。目の前を通る道路「九条梅田線」が迂回路に移設されますが、この立体駐車場の取り付け部分がどうなるかも気になります。推測ですが、梅田三丁目計画とも絡んでいるとなると、中央郵便局跡もいよいよ都市伝説から現実化するのでは、と期待が膨らみます。逆に伝説から神話へ、霧と消えないで欲しいです。


